30代からのバイオリン練習記録、とオマケ

大人から始めてその魅力に嵌ったバイオリン、その練習記録を綴ります。気が向けば日々のよもやま話も。

「葬送」by平野啓一郎をやっと読む

2014-09-16 | 日々
ずっと前に知人が教えてくれて以来ず~っと読もうと思ってなかなか実行できなかったのですが、ようやく読了。総ページ数は4千とか。どっぷり19世紀半ばのおフランス(少しポーランドやイギリスや)の世界に浸れますよ。

主人公は、自らの才能に悩める(天才)画家ドラクロワと、繊細な魂を持つ皆に愛される天才音楽家ショパンの二人。この本を教えてくれた人は、サンド夫人がヒドイよとおっしゃってましたが私はサンドには特に嫌悪感を覚えず。こういう、自分のすること全ては正しいって無駄に自信みなぎってる輩いるよねってなぐらい。

でも死ぬほど腹立ったのがカラサンティ・イェンジェイェヴィチです。なんだよこの苗字。それはともかく、このケツの穴のちいせぇ小男を後ろっから蹴飛ばしたくなりました。

この作者はきっとショパンが大好きなんだろうなぁとヒシヒシ伝わってくる、ショパンの描かれ方です。ショパン最期の場面は、私はいつも通勤時間を利用して読んでいたのですが、落涙の予感がしたのでその部分はおウチで。正しい判断でしたよ。


BGM:ショパン ピアノ・ソナタ 第2番「葬送」
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