西大寺 爆走親子が走ります。

鳥羽母です。
えびす駅伝に参加された皆さん、お疲れ様でした。
浦上さんの記事を読んでいると、楽しそうな様子が伝わってきます。

ところで、哲平は、２月１４日の日曜日、西大寺駅伝を走ります。


山室さん、西大寺駅伝は何区を走られますか？
哲平は、一区を走る予定です。
他にも参加される桃夢メンバーの方はおられますか？

スペシャルオリンピックス岡山の仲間たちと襷をつなぎます。
今年で、３年目の参加です。
同じ桃夢のメンバーの
上西君や長谷川君も参加しますので、よろしくお願いします。

母は、哲平をスタートラインで見送った後、
中継地点まで自転車で先回りして、
サポートをする予定です。

これがなかなか大変なのですよ。
風が強いと自転車が前に進みません。
さえぎるものもない田んぼを吹きわたる烈風の中、
母は健気に　息子が来るであろう中継地点を目指し
ペダルを踏むのですよ。

「速く！はやく！がんばるのよ、美千子さん！！
（私、美千子さんという名前なのです）」

息子は、一区を懸命に走り、
母は自転車で必死に走ります。

中継地点に、哲平より遅く着いては意味がありません。

ともに中継地点を目指す爆走（？？）親子です。

今までの二回は、私が勝利を収めておりますが、
今年はどうなりますか・・・乞うご期待です。
一年目には、襷の受け渡しの後で、
後続の走ってこられた人と接触して、
唇を切りました。

アクシデントに弱い哲平は、大騒ぎ。
大きな声で「血です。痛い！！」
とうるさいことこの上なし。
それで、サポートは毎回必要だと、母は思っているのです。

一区は距離が６．８キロと距離としては短く、哲平の持ち味の持久力を発揮することは　
難しいように思います。

せめて１０キロ走らせてくれれば、
哲平も少しは上位に入れるのではないかと思うのですが・・・、
でも、駅伝は、みんなの力を合わせて楽しく走るものですよね。
勝ち負けなんでどうでもいいと思っているであろう哲平君のように、
母も無欲を心がけましょう。

ところで、哲平君は勝ち負けはどうでもいいと思っているのは、
確かですが、決して無欲ではありません。
自閉症の人は、行動に何らかの目的がないと
意欲を持ちにくいという特性を持っています。
私たちなら、走りきったという達成感や、
周りの人たちの励まし、そしてタイムなどが、
自分の走りへのご褒美になるわけですが（ひとそれぞれですが）、
哲平の場合は、そんな目に見えないご褒美では、
モチベーションを保つことはできにくいのです。
（これもひとそれぞれかも・・・・）

そこで我が家では、大会などで走ったら、
「一回１０００円」という、
彼ががんばって走るための動機となるであろう金額を設定しております。

お金を貯めてＤＶＤを買ったり、
好きな映画を見るということを目標にして哲平君は、一生懸命に走ります。
そして、走り終わった後、私と出会った最初に言う言葉は、
「１０００円！！！」
なのです。

明日は、お天気でしょうか？
風は出るのでしょうか？
山室さん、お子さんにてるてる坊主頼んでおいてください。
よろしくお願いしますね（ニコ）。