園長の見てみて聞いて

写真付きで、幼稚園の行事や、園児の様子をお伝えする。

小学校で会おうね!記事のタイトルを入力してください(必須)

2015-03-07 11:54:23 | 日記
:::::: 訪問者は先輩達 ::::::::

2月25日(水)生石小学校の3年生が「地域の史跡めぐり」で、幼稚園にやって来ました。毎年、この時期に懐かしい顔を見せてくれるので、園長先生はとっても嬉しい、嬉しい・・・・・

「この史跡めぐり」は、児童が桃山幼稚園にある小高い砂丘の名残や、挿桃の史跡について勉強をするようです。
毎年、園長先生がそのお話をさせてもらうのですが。。。。。

この場所がなぜサシモモと言われるようになったのか、三つの説があります。

① 砂丘が三キロにわたって続いており、水さえ補給すれば、野菜でも果物でもよくできる。桃の小枝を挿すだけで簡単に芽が出て、花が咲き、実がなるという説。
② 広大な砂丘であるが、かなり肥沃な土地で、吉田では多くの桃の木を植えていたと伝えられている。宝暦年間(1751~1763)巨大な高潮が押し寄せ、砂丘は一変し、桃畑は壊滅的な打撃を受けた。翌年、砂丘から桃の小枝が斜めに出て、その先端に桃色の蕾がでているのを見つけた農民は「神様が授けてくれたさし桃の贈り物だ」と叫んだそうである
③ 吉田の浜は、樹木、とりわけ美しい松林が続いており、松山藩のお鷹場で、鷹を放ち、小動物をとらえる場所として、城主は時々来ていた。食事用の桃のはしを食事語捨てたところ、後日、これが芽を吹き、さし桃のようになった。

この三説がよく話題になるそうですが、私は現場にいるので、②の説が一番合っているように思えます。

このような歴史のある場所に幼稚園ができ、毎日子ども達が安全に生活できることは、本当に意味のあることなのだと思います。熱心ににメモを取ったり、質問がでたりして、児童の勉強ぶりには感心・感心・・・しっかり成長している姿を垣間見ることができました。今年も、ありがとう。

::::: 校区別の集い :::::::

幼稚園では、小学校への生活をスムーズにつなぐため、年少組からさま様な取り組みをはじめ、段階をおって達成できるようにしています。三学期になってから、卒園を前にした年長組の子ども達の意識はだんだん小学校へ向いています。何をしてても、「学校へ行ったらね」「楽しそうだよ。学校!と話題集中です。でも、でも・・・・お友達がたくさん一緒に行く学校なら安心ですが、少人数やたった一人で行く校区はちよっぴり不安ですよね。
そこで桃山幼稚園では、近隣の「生石保育園」「ひよこ保育園」の年長組の子ども達と一緒に校区別の集いをしています。わずかな時間ですが、ゲームで自己紹介をしたり、一緒に遊んだりして、顔見知りになって、学校での不安を少しでも解消できるようにしているのですが、そこはやっぱり子どもですね、すぐに打ち解けて、帰るときにはまた遊ぼうね。」「小学校で会おうね。」などと名残惜しそうにしていました。

でも、心配することはありませんよ。先に学校に行っている先輩たちが、きっとたくさんお世話をしてくれるはずです。

幼稚園に来るのもあと数日になりました。園長先生は、大好きな子ども達が、桃山幼稚園の子どもらしく元気一杯、小学校へ羽ばたいてほしいと願っています。