夜行列車 桃太郎

願わくば、あなたに夜行列車の楽しい思い出だけが残りますように!

2011. 2. 6撮影記

2011-02-06 23:30:12 | 鉄道

今晩は

撮影記ってほどではなく、既に毎週末の日課です。

撮影場所は季節的に限られますが、まず運行している事の方が重要です。

夜やろうと思えばできないことないですが、手持ちで適当に撮るのなら

必ず後悔するのでやる時はフル装備で臨みたいです。

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もうすっかり雪もなくて、いつものあけぼのです。

今朝は遅れてヒヤっとしましたが・・・

本日はここに根を下ろしました。

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東北組はきれいに定時でした

本日の夕方カシオペアをやろうと準備してたら急用ができて不発

1レはもとより行けなかったので朝だけの鉄になりました。

ダブルヘッダーが常態化していることの方がおかしい?

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YouTube: 寝台特急あけぼの 北浦和

これより同人のコーナーです。

後には引けぬこのシリーズ。暴走機関車と言われようが、やるのみです

今回は何故電車は曲がる?です。

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↑ これは言わずと知れた車輪踏面(フランジ)ですが、外側に向かって

テーパーになってますね。言うなれば円錐台です。

勾配率は1/20、角度で言ったら2.86°です。

最近は1/40とか複合勾配とかあるようですが、この勾配がないと

電車は遠心力で外側に脱線してしまいます。

フランジ勾配=自動車のディファレンシャルギア です。

もちっと詳しくまいります。

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上のEF57の車軸に注目!カーブ内側の車軸フランジはテーパーの

小径側、逆に外側のフランジはテーパーの大径側になってますよね?

て~ことは一体物の車軸が同じ回転数でもわずかに軌跡上にズレが

生じます。内側フランジの方が小径ですので走る距離は短く、外側フランジは

大径ですから走る距離は長く・・・これでディファレンシャルギヤと同じ効果を

出せる訳です。

なんですが~、物理的にそううまくいかないようで、車軸は常にイヤイヤ!

(車軸が進行方向に向かって左右に振れる感じ)

を繰り返しており、これを自励振幅と呼びます。

このイヤイヤ!が直線でも起こっており、フランジの摩擦熱が発生して

いるので列車が通った後レールを触ると熱くなっているわけです。

そのイヤイヤ状態が蛇行動(だこうどう)で、そのままカーブに突っ込んだら

フランジのつばを乗り越える恐れがあるので、そこでこいつの登場です。↓

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レール内側のレールは「脱線防止ガード」と言います。

撮影地に行くとよく見られるのではないでしょうか!?

新幹線は別な理由でこれがありませんが、新幹線はよくわからないです

曲がる事ができるのはフランジ勾配と遠心力にあらがうバンク、

それに最後の脱線防止ガードの役割分担があるからでした。

おわかり頂けましたでしょうか?

つまらない通勤電車でも車体の動きや音を感じてるとなかなか面白いです。

インバータ車はドレミファインバータなんてのもあるようですが、あれは

いいですね。なんか楽しくなってくるし・・・

本題の撮影記より長くなってしまい申し訳ありませんm(__)m

ここまで読んで頂きましてありがとうございます。

次回は・・・リクエストのありましたスノープロウで参ります。

また模型を使って解説したいと思います。

それではお休みなさいzzz