おねいちゃん、成長したかな？

昨夜遅く帰ってきたおねいちゃん、今朝もちゃんと一人で起きてバイトに出かけた。
おかあさんは心配で”しんどくない？”ってメールするが、”だいじょうぶ”って返信だった。ところが大丈夫じゃなかった。
午前中のバイトからすぐ、次のお仕事へ（こちらはボランテァのような）
障害者の介護で、施設まで迎えに行き、病院までの送迎だったそう。その人の荷物がいっぱいで車椅子もあるし、自分のかばんをどこかに置き忘れたらしい。
ぜ～んぶ、なんにもない！
定期にカード、携帯電話、それにいつもはお金の恥ずかしいほどしか持ってないのに、よりによって5万円以上持ってたなんて。
帰りの電車賃も借りて帰ってきた。
”もう、、、。”おかあさんは思った。
”でも、命をなくさなくてよかったよ”と言った。カード会社や病院へ問い合わせしているのを聞いていて、おかあさんは不安だった。
でも、口出しはしなかった。
いらいらして、過食が始まりそうな気配だったけど、ご飯を食べてお風呂にはいって、もう寝なければ、とベッドに行く。
時間がないのがいいのかな。でも、去年の今ごろに比べれば、うんと成長したよ。
真夜中だけど、ぼくとおかあさんはベートーベンを聞いている。ベートーベンが好きというとミーハーみたいで恥ずかしいのだけど。
律儀なバイオリン協奏曲、ひさしぶり。