<ベルリンはどっちだろう。おい、ジョン・ライドン、ベルリンはどっちだ。どう思う、ジョン。シドは死んでしまったけど、君は生き残ってしまった。僕も生きてるし、僕の隣で彼女もこうして生きてくれている。パンクなんて響きはひどく時代遅れになってしまった今、八〇年代の終わりに、ベルリンでは、中国では、ルーマニアでは、チェコでは、数万人、数十万人のパンクス達がまさに命がけで立ち上がった。どう思う、ジョン。パンクスでなくなったジョン。君には何がある? 僕には今がある。そしてここに彼女がいる。
曲が終わった。
ヘ・イ・ワ、だ。>
(小説「ライフ・アフター・パンク・ロック」より/ケラ「ライフ・アフター・パンク・ロック」JICC出版局 1990)
曲が終わった。
ヘ・イ・ワ、だ。>
(小説「ライフ・アフター・パンク・ロック」より/ケラ「ライフ・アフター・パンク・ロック」JICC出版局 1990)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます