リウマチャーふーこのカリフォルニア暮らし

RAのこと。子育て。アメリカ生活。
そして日々の小さな発見。

帰還、そして派遣

2007-03-22 14:33:55 | 暮らし
 ダンナが軍を退役して早6ヶ月が経とうとしているが、私たちはまだ米軍基地内の住宅に住んでいる。だから隣人は軍人の家族ばかり。子供たちの学校の親たちも軍人家族だ。
 
 ブッシュ大統領がイラクへの増兵を決めて数ヶ月、ここのところまわりが慌ただしい。先々週は2家族のWelcome Home Partyに行ってきた。イラクでの7ヶ月の任務を終えて帰還した元隣人のご主人と、同じく隣人のご主人。ご主人達が帰還する1週間くらい前になると、家々のポーチや帰宅するまでの道路沿いのフェンスなどに大きな「Welcome Home」「We missed you」などの垂れ幕を沢山見かけるようになる。

 ちょうど1年前にウチのダンナも8ヶ月の任務を終えて帰還した。子供たちを連れて迎えにいった夜はとても寒くて小雨まで降ってきて、おまけに到着が2時間ほど遅れたりして、私たちは暖をとりに車に戻って長いあいだ待っていた。さあて、もうすぐ到着する時間、と外に出れば風が強くて子供たちが持っていた「Welcome Home」と書かれた風船は飛んで行っちゃうし。もうすぐもうすぐ、と家族や友人たちは沿道で待ち、そこにバグパイプの音色が響き...、そして花道を装甲車がガガーッとやってきて...、感動のセレモニーだった。スゴイ人だかりなのに、下の子はDaddyを探しに私の手を離して一人で「Daddy!Daddy!」と走り出してしまったり。もう1年も経つのだなあ...。

 帰還した人もいれば派遣される人たちもいる。先週ダンナの元部下が発つ前にダンナに会いにきていた。彼は前回ダンナとともにイラクで7ヶ月をともにした人だ。ウチのダンナもリタイアしていなければ今回一緒に派遣されることになっただろう。大好きなお向かいの4人女の子のDaddyも先週発った。まだ1歳にならないBaby Girlを残して...。

 いろんな意見は書けないが、軍人の家族はホント大変だ。

 そして、リタイアしたウチのダンナにまで、ボーナス32,000㌦だか36,000㌦だか支払うから戻ってこないかなんていう話もあるらしい。戻ってこいということは、イラクへ行ってくれということだろう。ただいま病院勤めのダンナ。たいそう今の仕事が気に入っているらしい。休日のサービス出勤なんて毎週のことだし、先月なんて同じ頃にアプライした他の11,000㌦も給料のいい同じくセラピストの仕事のオファーがきたのに断ってしまったり。リタイアして随分と収入が減った我が家の財布を管理する私はトホホなのだが、相談されたとき「働くのはダンナだものね。」としか言えなかった。だからボーナスをもらったってダンナは軍には戻らないでしょう。今も好きな仕事ができてダンナは幸せものだ。

 家族と離れてイラクで頑張っているお父さんたち、無事の帰還を祈っています。

(写真は元隣人とイラクから帰還したご主人。彼らの家でWelcome Home Party。お揃いのTシャツは彼女のお手製。)



あれもこれも副作用

2007-03-11 17:57:40 | RA
現在服用中の薬
  MTX(皮下注射)20mg/週
  Remicade   200mg/8週
  Prednisone   2mg/日 (減量に成功。去年の今頃は6mg。)
  Folic Acid   2mg/日
  Fosamax    70mg/週
  カルシウム    500mg/日
  ビタミンD   200IU/日

たいした薬の量にもかかわらず重篤な副作用も経験しないで今に至っているが、薬を服用し始めてから身体のあちこちに変化があった。

1.髪質が変わった。

 以前はシャンプーの後はブロードライヤーでブワーっと乾かすだけでサラサラとしたロングヘアのスタイルが保てていたのだが、RAになってステロイドとMTXを服用し始めて数ヶ月後くらいから髪質が変わり始めた。そして何としてもまとまらない髪を美容師のせいにしていた。(日本に居た時はカリスマ美容師に切ってもらっていたから。)でもこちらにいる日本人のカリスマ美容師に切ってもらっても、以前は気にいったのに何だかへん。髪がクセ毛になってきている!ふにゃふにゃなのだ。ある美容師さんが「がんに罹ってしまったお客さんの髪が抗がん剤を始めていったん抜けてしまったの。でもその後に生えてきたらクルクルだったのよ。」と話していたから、髪質とMTXの服用はなにか関係がありそうだ。
私は肩下10cm位のロングヘアなのだが、以前はシャンプーして乾かすだけで形が決まってほんとに楽だった。でも今は...。全人類が「坊主あたま」だったらどんなに良いだろう、と考える日々です...。

2.うぶ毛が濃くなった。

 以前はかみそりで顔を剃るなんて、おしゃれして出掛ける前の日くらいだった。だけれど今は...顔に黒い毛が生えてくるんです!まったくオトコになった気分。毎日じょりじょりするわけではないけれど、すごく気分が悪い。かみそりで剃ってもなんだか気分が悪いので、ときどきビオレの毛穴パックをしてビリっとやって脱毛しちゃったりしている。

3.便秘になった。

 前は毎日すっきり快適だった。でも骨粗鬆症の薬を服用し始めてから顕著に表れた。野菜と玄米が中心の食生活なのに、どうしたものか...。

4.疲れやすい。気力がでない。

 RAになっても子供たちの世話をこなし、お稽古事に連れて行き、同世代の子供たちと公園で遊ばせたり自宅に招いたりできていたのだが、沖縄に移ってからなーんだか気力がでなくて家にこもりがちになった。これはRemicadeを始めたくらいからだ。今は子供たちを学校へ送り、宿題を手伝い、家で日本語を教え、週一回の学校のボランティアをして家事をこなすだけでいっぱいいっぱいな感じ。以前は毎週のように来客があったのに、今はホントに家にこもっている。

 なんて、どれもこれも「歳のせい。」といわれたらそれまでなんだけれどね(笑)。それにこれだけの薬を使っているのに「鉄肝クラブ」の会員だし(笑)、薬を中止しなくてはいけないほどの重篤な副作用にはなったことがないのだから私はしあわせものなのだ。

ひな祭り

2007-03-04 17:41:52 | Kids


子供たちをバイリンガルに育てるには、日本の文化もきちんと教えなければと常日頃思っているので、アメリカに住んでいるけれど日本の季節の行事は大切にしている。
3月3日はひな祭り。すっかり学校でアメリカの季節の行事に慣れ親しんだ子供たちは「ねえ、ひな祭りって何するの?」。そうだね。アメリカの行事っていつもCandyやらのTreatがついてくるものね。

このきめこみのお雛様、私の母のお手製。上の子の初めてのお節句に作ってもらったので今年で飾るのは9年目となる。今年は下の子がお雛様の髪を梳かしてくれた。また丁寧に箱にしまって、来年も子供たちと一緒に歌いながら飾りつけを楽しもう。(しっかり♪あかりをつけましょ♪と歌っている子供たち。)



写真を撮ってわかったが、お雛様がちょっと斜めになっている。これじゃあおばあちゃんに叱られちゃうね。