ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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第九回・熊取松喬一門会

2011-05-15 23:44:46 | 笑福亭松喬一門

熊取・煉瓦館


正式名は、煉瓦館・熊取交流センター



今日は、熊取松喬一門会、去年初めてお伺いして、もう一年か。
五月の心地よい季節の落語会に、車で出かける。


右側は煉瓦の外壁・・・・元、紡績工場だったらしい、その名も、コットンホール。

一、笑福亭生寿・・・・・・・・・・・・・「狸の鯉」

「狸賽」と思いきや、「狸の鯉」、助けられた狸が、何かに化けて恩返し。
語り口もうまく、このネタ選びから、師匠生喬さんの弟子であるセンスが窺えますな。

呂竹さんの「江戸荒物」、阿か枝さんの「金名竹」、石松さんの「播州巡り」団姫さんの「道灌」など
、前座でありながら、十八番(オハコ)のネタができるのは強みですな、
そんな予感がする、生寿さんの「狸の鯉」でおました・

あと、「狸の札」と「狸の釜」というのがあるらしいのですが、それも合わせて
生寿さん、是非聴かせて欲しいですな。

二、笑福亭喬若・・・・・・・・・・・・・「野ざらし」

これも喬若さんの得意ネタであるが、今日は、大師匠の前で緊張なのか、
いつもの若さいっぱいの、弾けた楽しさがなく、おとなし目の「野ざらし」、残念。

でも、この頃、江戸の「野ざらし」はよく聴けるが、
大阪の「骨つり」を聴ける機会は少ないですな。
私が聴いたのは
(野ざらし・・鶴二、かい枝、喬若、坊枝、瓶太さんで、つごう9回)
(骨つり・・可朝、こごろうさんで、つごう2回でおます)

三、笑福亭喬楽・・・・・・・・・・・・・「上燗屋」

これも、喬楽さんの首提灯まではいかず、前半だけでまとめた十八番ネタ「上燗屋」。
酔いつぶれてしまった酔っ払いではなく、上燗屋の主人との会話を楽しんでいる様子が
喬楽さんの人柄と相まって、愉しい。

豆、鰯のからまむしのおからの酢づけ、紅生姜、高野豆腐、きずし、にしんのつけ焼き
鷹の爪など、他の人とは、料理の数が多い、喬楽さんの「上燗屋」。
見る度毎に、バイ貝の煮つけとか、新しいメニューを加えて欲しいですな。


四、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・・「餅屋問答」

これも、遊喬さんの十八番「餅屋問答」、師匠の前だが、最高の出来。
主人公の、デタラメさと武骨さが遊喬さんと重なって、楽しめる。

私が思う、十八番とは、何度聴いても楽しい、また聴いてみたくなる噺のことか。

それでいうと、私は遊喬さんの、「この「餅屋問答」、「堪忍袋」、「胴切り」、「鬼の面」が゛
好きでおます。

今日は師匠の前で、各自の得意ネタをご披露・・・充実感満喫でおます。
年一回の熊取一門会だけに、一門の力が発揮されますな。


五、笑福亭松喬・・・・・・・・・・・・・「崇徳院」

昔のええとこの若旦那とお嬢さんとの純愛物語。
でも、絵馬堂の茶店で見初めるなんて、今ならさしずめ何処でおまっしゃろ。

江戸時代、人口30万の大坂の町。
落語にでてくる、天満、上町、堂島、船場、に堀江、天王寺に住吉さんと、
中心部だけでも探し回るのは大変だったでしょうな。

普段どっしりとしたトリネタの多い中で、ちょっと軽めの「崇徳院」さん。
聴く方は方は、肩も凝らずに気楽に楽しめましたな。

来月には、「おやっさん」という、本を出版。
下積みの時代から、今日までの松喬さんの半生記。
落語ファン、必読でおます。


六、大喜利・・・・・・・・・・生喬、喬楽、右喬、喬若、生寿

最初は、五色(青、赤、黄、白、黒)になぞらえて、一句。
司会は、生喬さん・・・最初に生寿さん、喬若、喬楽さんが膨らませて、
右喬さんのが、トンチンカンの答えで落とす。お決まりの張り扇。
大きな音がするが、本当の痛さは如何なものか・・・。

二問目は、思いだしながら、画帳にそのものずばりを絵にする。
最初は「ちびまるこ」ちゃん・・・おかっぱの髪型、点の目、吊りスカートなど
解かっているようで、なかなか想いだせない。
次は、「キティ」ちゃん・・ネコなのか、リボンがありーの、ひげがありーの
目と口が×、ほんと人間の記憶ほど、当てにならんものはありませんな。

さすが、大阪芸術大学美術科卒の生喬さんらしい
色・形にまつわるお題でございました。

次回の10回目も、来年、五月の頃なんでしょうか。
季節の良い時の落語会だけに、今から楽しみですおます。


第九回・熊取松喬一門会
2011年5月15日(日)午後2:00開演
熊取煉瓦館・コットンホール

一、笑福亭生寿・・・・・・・・・・・・・「狸の鯉」
二、笑福亭喬若・・・・・・・・・・・・・「野ざらし」
三、笑福亭喬楽・・・・・・・・・・・・・「上燗屋」
四、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・・「餅屋問答」
仲入り
五、笑福亭松喬・・・・・・・・・・・・・「崇徳院」
六、大喜利・・・・・・・・・・生喬、喬楽、右喬、喬若、生寿




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