ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話を中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

歌集 NEXTONE ~川田一路

2018-01-20 21:10:44 | 本の少し
Next one―歌集 (塔21世紀叢書)
クリエーター情報なし
角川書店

☆☆☆

この本も、「まちライブラリー」で借りてきた本。

急ぎながらも、ようやく読み終える。

気になった歌には付箋をはっていったのだが、
不思議なことに、本の前半部分にかたまっているのはなぜ。

創った時期によって、やはり作風が変わるのか・・・・。

例によって、

あたたかい哀しいけれどあたたかい頬をつたって雪とけてゆく

通るたび曲ってみたき道があり曲ることことなく十年が過ぐ

のど飴を左右の頬にほおばりてとけきるまでを歩めば駅だ

黒よってに色の違いが値打どす跪座のままなる染屋の女将

頭からシャワーを浴びる一瞬は八分音符が音なく浮かぶ

空き缶は乗客よりも敏感にカーブに気づき床を転がる

あちこちへ出張をせし思い出は古書店めぐり店主との対話

また雪がちらつきはじめ「はいおまたせ」坦々麺が眼鏡くもらす

研かれたる鋏がはなつ鋭き音に松の小枝の雪おちてくる

死んでなお話したくなる秘めごとがまたひとつふえ仰ぐ青空

「ラ・ボエーム」のアリア聴きつつひとりいる書斎に青き薔薇を咲かせて

チャプリンの最高作はいつだって「NEXT ONE」 「NEXT ONE」
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