ビジネスマンへの歌舞伎案内 (NHK出版新書 446) | |
クリエーター情報なし | |
NHK出版 |
☆☆☆
“落語”好きから“文楽““浄瑠璃”へ、ようやく辿り着いたのが“歌舞伎”。
恥ずかしながらまだ一度しか見たことがない私にはピッタリの入門本。
まあ、観劇の方法はクラシックコンサートと同じ、それなりに解かっているのだが、
演目の中味に関してはど素人、知らないことのオンパレード。
大きく分けると「狂言」と「舞踊」。
「狂言」はさらに細分化すると、「世話物」「時代物」「新歌舞伎」に分けられる。
さらに、演目の生い立ちや、ストーリーの内容による分け方が・・・ここからがおもしろい。
人形浄瑠璃を歌舞伎化した「義太夫狂言(丸本物)」。能や狂言を原作とした「松羽目物」。
ストーリーによると、盗賊や悪人を主人公にした「白波物」。親子や恋人が心中しようとする
道行を描いた「道行物」。荒々しく豪快で、誇張に満ちた化粧や衣装が特徴の「荒事」。
一転して、優男がメインの「和事」。誠実な人が苦悩しながら現実に立ち向かう「実事」。
でも知っておきたいのは、演目と粗筋。
この本で押さえておきたいとしてあげられているのが12演目。
そのうち現時点で私が知っているのは「仮名手本忠臣蔵」「勧進帳」
「東海道四谷怪談」「人情噺文七元結」「青舐稿花紅彩画(白波五人男)」の五つだけ・・・。
全部制覇するには、まだまだ時間が掛かりそうですな。
まあ、40過ぎて、歌舞伎を知らないのは損である、とは、オーバーだが、
一度実際の歌舞伎を観に行かれてから、お買い求めされるのがグーでございます。
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