ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

楽に生きるも、楽じゃない~春風亭昇太

2015-05-12 06:06:06 | 本の少し
楽に生きるのも、楽じゃない―人気落語家のひとり暮らしエッセイ。 (新潮OH!文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

☆☆

春風亭昇太さんが2001年に発刊した本。

今や、「笑点」のメンバーだが、その当時なっていたのかどうか、
文章も話題も、初々しさが漂う。

でも、隣の人生という題で、落語家になったきっかけを書いておられる。

大学一年生のころ、何かのサークルに入ろうと、
中学生ときはブラスバンドに入って音楽の才能のないのを知り、
高校でソフトボールをやって運動神経が無いのを確認し、
のんきなサークルはないかと、目にとまったのがラテンアメリカ研究会。

その部室を訪ねてドアを叩いても返事がなく、困ってウロウロしてると、
隣の部室のドアが開いて、「君、今そこの人は留守だから来るまでこちらで休んでいかない」
と言ってくれた。そこは、寄席文字で黒々と書かれた落語研究部。

その親切な部室の人たちの会話の面白さに、とうとう落研の部室からでられなく
なったばかりか、その世界もでられなくなってしまって、こんな仕事に就くことに相成った。

と、・・・・その隣に入った何気ない行動が、人生を左右するとは・・・・。

あの時・・・、あの道を・・・、あぁ決断していたら・・・、この人と出会っていなければ、
人生戻れればどうすると自問しても、私の場合、仕事も結婚も同じ道を選ぶでしょうな。

肝心の落語については、まったくの薄味の本でおます。


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コメント
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