ひっぱりまくった富士登山レポも最後です。
4時に目が覚めるとご来光を待ちました。
日の出は4:20頃と聞いていました。
外へ出るとM氏がすでにいらっしゃいました。
午前1時くらいから星を眺め、仮眠を挟んで、
仕事をしながら待っていたとおっしゃいます。
私をじゃないですよ、ご来光をですよ。
東の方はあいにくのくもり空。
そこがうっすら赤く染まって…ご来光です。
(「その瞬間」は見られず。残念だけど自然相手ですから)
それでも富士山から見ると、神々しさを感じます。
(5:20、朝陽に照らされ、鏡のように輝く山中湖)
ベテランガイドK・K氏の呼びかけでミーティング開催。
「山頂は寒さが厳しいです。
昨日は低体温でふたり救助されたという情報が入ってきています。
また今朝は20m近い強風です。
この私のカラダでもブワッと浮くような感覚です」
気象条件はかなり厳しい。
そして山頂の山小屋もまだ閉まっている。
静かに聞いていた厳しい表情のK子さん、
今回の登山も仕事なら、リスクを回避するのも彼女の仕事。
K・K氏と相談し、
「この先の登山は断念し、下山します」と判断しました。
カッコいいな。
そうと決まれば、
下山の準備です。
朝食をとって、荷物をまとめ、支度しなければ。
部屋に戻りました。
すーさん、K子さん、私、黙々と身支度。
と、その時、
「よかったらドライヤー使ってくださいね」
と、K子さんが。
は?
え?
えええーーっ!?
くるくるドライヤー、
持ってきたんですか!?
だからそんなにザックが重かったんですやんか!
パソコンは?
重かったのはノートパソコンじゃないの?
「そんなの、置いてきましたよ」
それでドライヤー?
「だって、髪の毛ハネたままだとイヤじゃない」
おいおいおいおいー!
こらこらこらこらー!
K子さんの女子力の高さが、
くるくるドライヤーを捨てさせなかったようです。
6:00、下山スタート。
下山は物資を運ぶブルドーザーも通る道を利用します。
(K子さん、ザックを担ぐ気ゼロ?)
かなりお疲れの様子のK子さんですが、
ヘロヘロになりながらも、
砂ぼこりにまみれながらも、
M氏と今後の仕事のことを真剣な面持ちで詰めてらっしゃるあたり、
相当に熱意のあるデキる方なんだと思いました。
これよりさらに下ると富士山名物『砂走り』。
足を滑らせるように運びます。
風も強いから、砂ぼこりがすごかったです。
くるくるドライヤー、いらんかったと思います。
(白い花は富士山固有種、フジハタザオ)
さようなら、富士山。
ゴールの5合目はもうすぐです。
(見上げると青空。風が強い。
この斜面に鹿が2頭いるのですよ)
10:00、
富士スバルライン五合目に到着。
帰りはあっという間です。
山頂まで登っていたら、
ここに戻ってくるのは16時ごろだったはず。
お土産を買って、休憩して。
登頂できなかったのは残念だけど、
なんだか達成感があって。
すーさん始め、みなさんすがすがしい表情でした。
ここでベテランガイドK・K氏、優しいN氏とお別れ。
ありがとうございました!
星のやさんに戻ります。
(『星のや富士』のレセプション)
お預けした荷物を受け取って、着替えを済ませて、帰り支度完了。
帰りにお昼ごはんに寄ろう、という話に。
星のやスタッフさんに相談。
「何が食べたいですか?」
「登山の後だから何かみずみずしいものがいいんじゃない」
「山梨でしょ?何が美味しいのかな」
「桃でしょ、桃!」
「桃、食べたーい」
いやいや、ランチの話でしょ?
それぞれにお土産まで用意してくださった星のやさんを出て、
T氏とはお別れ。
大変お世話になりました。
(『みずの風』さんで美味しい天そばをいただきました)
つるつるっと疲れたカラダにも優しいお蕎麦。
サクサクの大きなえび天に自家栽培の野菜の天ぷら。
美味しくいただいていると、お店の方が何かお盆にのせてお越しに。
注文、全部きたけれど?
「こちらは星のやさまからです」
桃やー!!
星のやホスピタリティ、すごいわ。
外へ出ると、
今回初めて富士山の姿が全部見えました。
(いつかまた登れるかな?)
M氏にすーさん、K子さんとともに新富士駅まで送っていただき、
解散です。
すーさんにまで「これ美味しいの」とお菓子をいただきました。
お世話になりました。
お元気で!
さあ、神戸へ帰るよ。
(交通費自腹でないのをいいことに、生まれて初めてグリーン車に乗りました)
富士登山、これにて終了。
替え玉ミッション完遂。
帰宅して、
星のやさんからいただいたお土産を広げてみると、
お菓子のほかに…
私が「もったいない」と持ち帰ったお部屋のラベンダーせっけん、
そのフルサイズのせっけんが!
(刺繍入り布袋に入っていたりっぱなせっけん。
左上はお部屋にあったミニサイズ)
…お持ち帰り、チェックされてた?
星のやホスピタリティ、ほんとすごいわ。
さて、
すーさんを富士山に送り出し、
私を替え玉に送り込んだS嬢。
彼女が同じ頃、どこで何をしていたかと申しますと、
コモ湖でバカンスなのでした。
なんやて?
さらにその後は、
スコットランドでウイスキー蒸溜所巡り、
試飲ざんまいだったそうです。
なんやねん、それ。
ご覧いただきありがとうございました。
4時に目が覚めるとご来光を待ちました。
日の出は4:20頃と聞いていました。
外へ出るとM氏がすでにいらっしゃいました。
午前1時くらいから星を眺め、仮眠を挟んで、
仕事をしながら待っていたとおっしゃいます。
私をじゃないですよ、ご来光をですよ。
東の方はあいにくのくもり空。
そこがうっすら赤く染まって…ご来光です。
(「その瞬間」は見られず。残念だけど自然相手ですから)
それでも富士山から見ると、神々しさを感じます。
(5:20、朝陽に照らされ、鏡のように輝く山中湖)
ベテランガイドK・K氏の呼びかけでミーティング開催。
「山頂は寒さが厳しいです。
昨日は低体温でふたり救助されたという情報が入ってきています。
また今朝は20m近い強風です。
この私のカラダでもブワッと浮くような感覚です」
気象条件はかなり厳しい。
そして山頂の山小屋もまだ閉まっている。
静かに聞いていた厳しい表情のK子さん、
今回の登山も仕事なら、リスクを回避するのも彼女の仕事。
K・K氏と相談し、
「この先の登山は断念し、下山します」と判断しました。
カッコいいな。
そうと決まれば、
下山の準備です。
朝食をとって、荷物をまとめ、支度しなければ。
部屋に戻りました。
すーさん、K子さん、私、黙々と身支度。
と、その時、
「よかったらドライヤー使ってくださいね」
と、K子さんが。
は?
え?
えええーーっ!?
くるくるドライヤー、
持ってきたんですか!?
だからそんなにザックが重かったんですやんか!
パソコンは?
重かったのはノートパソコンじゃないの?
「そんなの、置いてきましたよ」
それでドライヤー?
「だって、髪の毛ハネたままだとイヤじゃない」
おいおいおいおいー!
こらこらこらこらー!
K子さんの女子力の高さが、
くるくるドライヤーを捨てさせなかったようです。
6:00、下山スタート。
下山は物資を運ぶブルドーザーも通る道を利用します。
(K子さん、ザックを担ぐ気ゼロ?)
かなりお疲れの様子のK子さんですが、
ヘロヘロになりながらも、
砂ぼこりにまみれながらも、
M氏と今後の仕事のことを真剣な面持ちで詰めてらっしゃるあたり、
相当に熱意のあるデキる方なんだと思いました。
これよりさらに下ると富士山名物『砂走り』。
足を滑らせるように運びます。
風も強いから、砂ぼこりがすごかったです。
くるくるドライヤー、いらんかったと思います。
(白い花は富士山固有種、フジハタザオ)
さようなら、富士山。
ゴールの5合目はもうすぐです。
(見上げると青空。風が強い。
この斜面に鹿が2頭いるのですよ)
10:00、
富士スバルライン五合目に到着。
帰りはあっという間です。
山頂まで登っていたら、
ここに戻ってくるのは16時ごろだったはず。
お土産を買って、休憩して。
登頂できなかったのは残念だけど、
なんだか達成感があって。
すーさん始め、みなさんすがすがしい表情でした。
ここでベテランガイドK・K氏、優しいN氏とお別れ。
ありがとうございました!
星のやさんに戻ります。
(『星のや富士』のレセプション)
お預けした荷物を受け取って、着替えを済ませて、帰り支度完了。
帰りにお昼ごはんに寄ろう、という話に。
星のやスタッフさんに相談。
「何が食べたいですか?」
「登山の後だから何かみずみずしいものがいいんじゃない」
「山梨でしょ?何が美味しいのかな」
「桃でしょ、桃!」
「桃、食べたーい」
いやいや、ランチの話でしょ?
それぞれにお土産まで用意してくださった星のやさんを出て、
T氏とはお別れ。
大変お世話になりました。
(『みずの風』さんで美味しい天そばをいただきました)
つるつるっと疲れたカラダにも優しいお蕎麦。
サクサクの大きなえび天に自家栽培の野菜の天ぷら。
美味しくいただいていると、お店の方が何かお盆にのせてお越しに。
注文、全部きたけれど?
「こちらは星のやさまからです」
桃やー!!
星のやホスピタリティ、すごいわ。
外へ出ると、
今回初めて富士山の姿が全部見えました。
(いつかまた登れるかな?)
M氏にすーさん、K子さんとともに新富士駅まで送っていただき、
解散です。
すーさんにまで「これ美味しいの」とお菓子をいただきました。
お世話になりました。
お元気で!
さあ、神戸へ帰るよ。
(交通費自腹でないのをいいことに、生まれて初めてグリーン車に乗りました)
富士登山、これにて終了。
替え玉ミッション完遂。
帰宅して、
星のやさんからいただいたお土産を広げてみると、
お菓子のほかに…
私が「もったいない」と持ち帰ったお部屋のラベンダーせっけん、
そのフルサイズのせっけんが!
(刺繍入り布袋に入っていたりっぱなせっけん。
左上はお部屋にあったミニサイズ)
…お持ち帰り、チェックされてた?
星のやホスピタリティ、ほんとすごいわ。
さて、
すーさんを富士山に送り出し、
私を替え玉に送り込んだS嬢。
彼女が同じ頃、どこで何をしていたかと申しますと、
コモ湖でバカンスなのでした。
なんやて?
さらにその後は、
スコットランドでウイスキー蒸溜所巡り、
試飲ざんまいだったそうです。
なんやねん、それ。
ご覧いただきありがとうございました。
でも、ガイドプロの方のアドバイスは、
無視するものでは、ありませんね。
ザックなしで、
くるくるカーラーお持ちの方k子さんには、
びっくり。そういう方、知り合いにもいますが、、笑
天ぷらそばと桃の写真が、本当に美味しそう。
富士山って7月アタマ、山開き直後の登頂はムツカシイみたいです。
だから日本人が少ないし、静岡側は山開きさえしていません。
すーさんが怪我したり体調を崩されたりしても大変ですし。
K子さんのご判断は賢明だったかと。
仕事のできる方なんだと思います。
くるくるカーラーを捨てられなかったK子さん、
びっくりしたけど憎めないんです。
美人でデキるってイメージとのギャップが楽しい。
いい味出してらっしゃいます。
彼女の重いザックは「なんぼかなら私、持てるかな」くらいに思ってました。
友人のザックとダブルで持って登った経験は私にもあるので。
N氏がそれをやってくれるとは。
ふつうのガイドはそこまでしません。
そんなあたりもふつうの登山ではなかったですね。