昨日も学校へ行く前に、ランチを楽しみました。
場所は、ドービーゴート駅から歩いて5分くらい、
以前から行きたかったパンケーキの専門店。
パンケーキは食事系とスィーツ系があり、どちらも魅力的です。
ご一緒してくださったのは、以前に一度だけお会いしたことがある素敵奥さまです。
私よりずっとお若くて、美人さんで、すらりとして垢抜けたたたずまい。
家事なんかしなさそうに見えるのに、まぶしいまでの良妻賢母とくる。
ぬか漬けも長くやってるみたいだから、糟糠のツマ?
貧乏と無縁そうだけど。
とにかく、私には高嶺の花…っていうのは、男性の視点だからおかしいか。
相変わらず、油断すると中身のオッサンが顔を出しますね、私。
私とは住む世界の違うひとかしら?と、言いたいのはそういうことです。
お会いできるのはとてもうれしいのだけれど、ケチケチへらへら生きてる私が何を話したらよいのやら?
「一度会ったら友人呼ばわり」の私にも、そのあたりがためらわれました。
それで、彼女との食事にふさわしい話題について、
やっぱり、最初はおいしいお店やオシャレなお店についてから?
それとも無難に料理のことはどう?
私には無縁だけれど、がんばれば育児の話題もつきあえるかな?
などと、待ち合わせ場所に向かう道中、傾向と対策を練っていたのですが、
そもそもたいして持ち合わせがないネタを、ひっぱりようがあるものか?
ええい、あたって砕けろ、だ。
ドン!!
食事系パンケーキ、エッグベネディクト
とろ~りポーチドエッグとハムのおいしいに決まってる組み合わせ。
黒い森っていう名は体をあらわすスィーツ系パンケーキ
ブランディチェリー、チョコレート、バニラアイスクリームの狂喜乱舞の三つ巴。
パンケーキは、感激の出来立てホアンホアン、軽~い食べ心地。
とってもおいしいけれど、ボリュームがあるからそればっかりだと飽きてしまうかも。
ふたりでシェアしたのは正解でした。
お値段は他にそれぞれ飲み物をオーダーして、$38(約2,400円)弱でした。
ということで、
どどんとあたって砕けた結果、
私たちが一番盛り上がった話題は、
日本の外交政策でした。
シンガポールの満員御礼の人気カフェ、
女性はみんな、きっとこんなお店好きよね、っていう匂いも雰囲気もあっま~いパンケーキ屋さん。
そんなお店の片すみで、
対中、対ロ、それぞれについて、戦後から今日にいたるまで、
政策の反省点、外交カード、今後の戦略について、
まっ昼間から
日本人の主婦がふたりが、
吠える、吠える。
なぜ?
なぜこんな話題を、このひととしているの、私?
最近読んだ池井戸潤さんの小説よりも、意外な展開。
(最近読んだ・・・先日の宿題マウンテン、敵前逃亡ってことですよ。)
そんなことより、どこまで場違いな話題ですか?
お会いする前の、みみっちい心配は杞憂でした。
この友人、見た目と中身が、ちっが~う!
というか、見た目どおりのトレンドな話題も、そぐわなそうな硬派な話題も、
きっと変幻自在なんだと。
ランチタイムは時間を忘れるくらいに楽しく、あわただしくお別れ。
楽しい時間をどうもありがとう、です。
授業には、ちょっとだけ遅れてしまいました。
最近の私は楽しい出会いに恵まれて時間健忘症。
根底にはもともと時間にルーズな性格がありますが。
「時間を忘れるくらいに楽しかったから!」と、教室に入るなり言い訳したかったものの、
そんな文句がさらさら~と出てくるようになるのは、悲しいかなまだまだ先のことでした。
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