ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

続・ハチミツブーム-後編-

2016-09-07 09:12:36 | 物欲
前回にひき続き、
西洋ミツバチと日本ミツバチの違いなどを。

あくまで私が本やネットで読んだものの記憶ってことで。

Q.それぞれの蜂の性格の違いは?

西洋ミツバチ→
荒いです。
巣箱に触れるときは必ず防護服を着用し、
燻煙機で煙に巻きながら行います。
あと、行動半径が広めで、
みんなで同じ種類の花から蜜を集める習性があります。

日本ミツバチ→
穏やかです。
上手に扱えば、ハチミツ採取時に防護服ナシ、
素手で巣箱を触っても刺されません。
各自でいろんな種類の花から蜜を集めるので、百花蜜となります。
(蜜を取られても攻撃しないというものどうなのか?)


Q.養蜂はどうやって始めるの?

西洋ミツバチ→
巣箱とミツバチを購入しましょう。
通販でも売ってます。

日本ミツバチ→
自力で捕まえましょう。
金稜辺(キンリョウヘン)とかいうランの花の匂いが好きらしいので、
まずはそれを栽培しておびき寄せます。
(なんて気の長い…)


Q.花が少ないとか、住み心地悪いとか、
巣箱の環境がイマイチだとどうなるの?

西洋ミツバチ
→ミツバチが増えません。
または、ハチミツがあまりとれません。 住み心地よい巣箱を作って、
巣箱をトラックの荷台に積んで蜜源探しの旅に出てください。

日本ミツバチ
→全員そろって家出します。
ある日、巣箱をのぞきにいくと、もぬけの殻でがく然です。
(せっかくランから育てて捕まえたのに!)


Q.冬はどうするの?

西洋ミツバチ
→寒さに弱いので防寒対策を。
蜜を集める元気なんてありませんよ。
秋にハチミツ採取した後は、お砂糖などこまめに差入れをお願いします。
でも差し入れが過ぎると働かなくなるので、
その辺はアメとムチで。

日本ミツバチ
→日本在来種なので寒さに強いです。
人間にハチミツを奪われた後でも、
寒空の下、ひもじさをこらえて、
泣きながらでも椿や梅なんかから蜜を集めます。
(なんて健気な!)


Q.天敵のスズメバチが襲ってきたら?

西洋ミツバチ
→無抵抗。
しょせん家畜なもので。
場合によっては全滅します。
敵が巣箱に入れないように万全の対策を。

日本ミツバチ
→一致団結して戦います!
みんなでスズメバチに抱きついて体温を上昇させ、
その熱で殺す作戦です。
敵1匹につき500匹くらいでがんばります。
でも敵が死ぬ温度と自分が死んでしまう温度では1、2℃しか差がないので、
殉職するものも続出です。
(ミツバチに生まれなくてよかった。)


Q.第2の女王蜂が誕生したら?

西洋ミツバチ
→基本、家畜なのであなたがそれをコントロールするはず。
新しい巣箱を用意してあげてください。
女王蜂の羽は飛べないようにカットします。

日本ミツバチ
→お母さん女王は一部の働きバチを連れて出ていきます。
ついて出るか残るかは本人希望らしいです。
出ていくと花形営業(蜜集め)だった子が、
雑用(子どものお世話やお掃除)係に戻る場合もあるとか。
巣が2つにわかれることになるので、
お母さんグループも上手に別の巣箱に招き入れましょう。
(お母さんが娘に追い出されるんか!一緒に出たら降格か!)


ところで、
ミツバチって女王蜂も働きバチもみんな女の子なんでしょ?
Q.どうやって生まれてくるの?

ミツバチには男の子もいます!
基本、働きバチに養ってもらうだけで何もしません。
彼らのお仕事は女王蜂と交尾することだけ。
交尾後は即死です。

女王蜂はお腹にためた精子で来年までタマゴを産み続けます。
(一生働くか、一生タマゴを産み続けるか、何もせず交尾後即死か。
お互いミツバチに生まれなくてよかったですね。)


ミツバチの生態については色々仰天事実があり、
何冊か本を読んだのですが、本当に興味深いです。


またなんでそんな本を読んだかというと、


養蜂をやってみたいからです。


養蜂…それは私の夢。

犬と暮らして、畑を耕し、養蜂をたしなんで…

以下、遠い目。

私ってつくづく都会生活が向いてませんよ。

母には信州産トチのハチミツとイタリア産の春の百花蜜をあげようと思います。

なお、実家を拠点とした養蜂デビューの提案を彼女にしたところ、
マッハで却下されました。
そこにはひとかけらの迷いもありませんでした。
力仕事の協力など、
シロクマ相方の同意は取れていただけに、
残念でなりません。

ご近所の誰かがミツバチに刺されたり、
フンで洗濯物が汚れたりしても、
「うちの子に限って」とか言えませんもんね。
ミツバチ、かわいいらしいんですけどね。
美味しいハチミツを調達してくれるとあっては、情もわくことでしょうよ。

ところで、
日本では敬遠されることも多い色の濃いハチミツ。
あれはクセも強いですが、
鉄分などのミネラルが豊富だそうですよ。

それと、
私はお料理に使って加熱する場合、
元々加熱処理されていると思われるハチミツを使ってます。
生ハチミツの場合、65℃以上に加熱するとせっかくの酵素が失われます。
なので、加熱せずにお召し上がりを。

以上、ハチミツネタでした。

最後に、
画像が何もないと淋しいので…

土曜にスーパーで買った秋田県産スイカ、4Lサイズ。
ジム帰りのシロクマ相方をおびき出し、
持って帰ってもらいました。

訳あり・棚落ちってことで特価だったのですが、
切ってみると、ご覧のとおりとってもいいお品で大満足です。

居並ぶスイカ全部をトントンと指で弾いて音を確認し、
慎重に選んだだけのことはある!
あのとき、私の慎重さとわが聴力は、
国家の存亡をかけて機密を盗聴するCIA諜報員以上だったかと。
努力が報われました。


ご覧いただきありがとうございました。