ダニエル・クレイグの新生ジェームス・ボンド氏はアクションの切れも良いし、若々しいです。そんな金髪のボンドの活躍ぶりが見たくて、早速行きました。身も心も傷つくことのある生身の男を感じさせるセクシーなボンド!お勧めですよ。
2008年 イギリス、アメリカ アクション、サスペンス
2009年1月26日 ワーナーマイカル・シネマズ・新百合ヶ丘
監督 マーク・フォスター(チョコレート、ネバーランド、君のためなら千回でも)
出演 ダニエル・クレイグ(インベーション、007/カジノ・ロワイヤル、ミュンヘン)、オルガ・キュリンコ、マチュー・アマルリック(潜水服は蝶の夢を見る、ミュンヘン)、ジュディ・デンチ(007/カジノ・ロワイヤル、あるスキャンダルの覚え書き、アイリスほか多数)、ジャンカルロ・ジャンニーニ(007/カジノ・ロワイヤル、ハンニバルほか多数)
(出演作品などは私が観たものに限る)
前作が終わった1時間後から・・・。愛する女性ヴェスパーを失ったボンド(ダニエル・クレイグ)は、復讐のため真相をつかもうとミスター・ホワイトを尋問する。しかし、裏切り者のためにM(ジュディ・デンチ)まで殺されそうになる。ボンドは彼の背後に巨大な組織の存在を知り、その調査のためにハイチに飛ぶ。そこで人違いのためであったなぞめいた女性・カミーユ(オルガ・キュリンコ)と出会う。彼女も復讐を胸に秘めた女だった。彼女を通じて組織の幹部・グリーン(マチュー・アマルリック)を知る。彼は環境保護を目指した慈善団体のCEOだったが、裏ではボリビアの天然資源を狙っていた。
しょっぱなから激しいカーチェイス。アストン・マーチンとアルファロメオですからね。派手ですよ。結果、アルファロメオ崖から転落。アストン・マーチンも傷だらけでドアが取れちゃってるし・・・。
その後もボンド氏は、前作同様走る、走る、走る。ボートチェイス、エアチェイスもあり、乱闘シーン、銃撃シーンなどアクション満載です。ダニエル・クレイグが大怪我をしたのはどこだろう?と思いながら、激しいアクションでは息をつめます。ただし、好みの問題もあるのだろうけど、結果的に迫力あるシーンにはなっているけど編集で短いカットをつなげたこの手法は、相手がどこにいるのか分かりにくいし、少々目が廻りますね。
東西問題がなくなった現代において、悪役の設定が難しくなっています。いまさら世界征服もあったもんじゃないし、イデオロギーも関係ないんですから・・・。しかし今回は、ここが脚本のうまいところで、善悪があいまいになっている現代らしい新悪役の登場です。マチュー・アマルリックはフランスで有名な俳優さんですが、「潜水服は蝶の夢を見る」でもセクシーでしたが、目に特徴のあるすごく魅力的な悪役となりました。007では、悪役はセクシーでないとね。経済ヤクザみたいな悪役なので彼のとの乱闘シーンは迫力に欠けますが、如何にも頭を使った悪事を働きそうでキャスティング、ぴったりでしたね。
一方、ボンドガールはちょっと小粒で童顔。ゴージャスな美女っていうのではなかったのがちょっと物足りなかったかな?フィールズ役のジェマ・アータートンの方が素敵だったような?「ボーン・プレマシー」みたいな感じの展開で、既視感があったのもちょっと残念だったでしょうか?
でも、全体的にボンド氏の魅力満載でお勧めの一作といえるでしょう。愛した女性の名にちなんだカクテルを飲んでも眠れず、身も心も傷ついたボンドは、リアルな男の色気にあふれていました。もちろん、タキシード姿が格好良い。ボンドはタキシードを着てくれないと!細身のスーツもすごく良かった!
Mが殺されたかと一瞬思ったけど、ジュディ・デンチの彼女の存在感に惚れ直してしまいました。お風呂にお湯を溜めているシーンから入って、連絡を取りながらメイクを落としていくあたり、演出も良いです。好みです。ボンド氏との硬い信頼関係に基づいたせりふのやり取りも良いですよ。
いやいや・・・本当に楽しめる映画です。前作もぐぐっと惹きつけられましたが、今作もお見逃しなく!
2008年 イギリス、アメリカ アクション、サスペンス
2009年1月26日 ワーナーマイカル・シネマズ・新百合ヶ丘
監督 マーク・フォスター(チョコレート、ネバーランド、君のためなら千回でも)
出演 ダニエル・クレイグ(インベーション、007/カジノ・ロワイヤル、ミュンヘン)、オルガ・キュリンコ、マチュー・アマルリック(潜水服は蝶の夢を見る、ミュンヘン)、ジュディ・デンチ(007/カジノ・ロワイヤル、あるスキャンダルの覚え書き、アイリスほか多数)、ジャンカルロ・ジャンニーニ(007/カジノ・ロワイヤル、ハンニバルほか多数)
(出演作品などは私が観たものに限る)
前作が終わった1時間後から・・・。愛する女性ヴェスパーを失ったボンド(ダニエル・クレイグ)は、復讐のため真相をつかもうとミスター・ホワイトを尋問する。しかし、裏切り者のためにM(ジュディ・デンチ)まで殺されそうになる。ボンドは彼の背後に巨大な組織の存在を知り、その調査のためにハイチに飛ぶ。そこで人違いのためであったなぞめいた女性・カミーユ(オルガ・キュリンコ)と出会う。彼女も復讐を胸に秘めた女だった。彼女を通じて組織の幹部・グリーン(マチュー・アマルリック)を知る。彼は環境保護を目指した慈善団体のCEOだったが、裏ではボリビアの天然資源を狙っていた。
しょっぱなから激しいカーチェイス。アストン・マーチンとアルファロメオですからね。派手ですよ。結果、アルファロメオ崖から転落。アストン・マーチンも傷だらけでドアが取れちゃってるし・・・。
その後もボンド氏は、前作同様走る、走る、走る。ボートチェイス、エアチェイスもあり、乱闘シーン、銃撃シーンなどアクション満載です。ダニエル・クレイグが大怪我をしたのはどこだろう?と思いながら、激しいアクションでは息をつめます。ただし、好みの問題もあるのだろうけど、結果的に迫力あるシーンにはなっているけど編集で短いカットをつなげたこの手法は、相手がどこにいるのか分かりにくいし、少々目が廻りますね。
東西問題がなくなった現代において、悪役の設定が難しくなっています。いまさら世界征服もあったもんじゃないし、イデオロギーも関係ないんですから・・・。しかし今回は、ここが脚本のうまいところで、善悪があいまいになっている現代らしい新悪役の登場です。マチュー・アマルリックはフランスで有名な俳優さんですが、「潜水服は蝶の夢を見る」でもセクシーでしたが、目に特徴のあるすごく魅力的な悪役となりました。007では、悪役はセクシーでないとね。経済ヤクザみたいな悪役なので彼のとの乱闘シーンは迫力に欠けますが、如何にも頭を使った悪事を働きそうでキャスティング、ぴったりでしたね。
一方、ボンドガールはちょっと小粒で童顔。ゴージャスな美女っていうのではなかったのがちょっと物足りなかったかな?フィールズ役のジェマ・アータートンの方が素敵だったような?「ボーン・プレマシー」みたいな感じの展開で、既視感があったのもちょっと残念だったでしょうか?
でも、全体的にボンド氏の魅力満載でお勧めの一作といえるでしょう。愛した女性の名にちなんだカクテルを飲んでも眠れず、身も心も傷ついたボンドは、リアルな男の色気にあふれていました。もちろん、タキシード姿が格好良い。ボンドはタキシードを着てくれないと!細身のスーツもすごく良かった!
Mが殺されたかと一瞬思ったけど、ジュディ・デンチの彼女の存在感に惚れ直してしまいました。お風呂にお湯を溜めているシーンから入って、連絡を取りながらメイクを落としていくあたり、演出も良いです。好みです。ボンド氏との硬い信頼関係に基づいたせりふのやり取りも良いですよ。
いやいや・・・本当に楽しめる映画です。前作もぐぐっと惹きつけられましたが、今作もお見逃しなく!
2時間弱とは思えぬ充実の1本。
Mは格好良いですよね。ジュディ・デンチは、ますますすごい女優さんになってきました。彼女あってのMだと思います。
それに、Mの存在も、おおきいですね。
彼女抜きの007は、考えられません。シリーズごとに、存在感が増していきます。
なので、短いなんて感じさせませんでした。
ノラネコさん、同い年とは、ライバルですか?
負けずに頑張ってくださいね。
ダニエル・グレイグのボンドは荒々しい格好良さがありますね。
ちなみに私と彼は同い年なんですけど、これを観るとちょっとジムでも通って体を引き締めようかと思います(笑