私の場合、夏用メッシュ（Kiss Racing）と3シーズン用(ＳＩＭＰＳＯＮ)はＭサイズ、冬用はＯサイズ(GWロング丈Ｐｈｅｎｉｘワインガードナーショート丈)とジャケットサイズを変えている。革ジャンも数着あるが実際にライディングに連れ出す機会は少ない。ツーリングに出掛ける地域にもよるが、大体、1年の内ウィンタージャケットが７～8か月、残りがサマージャケットか3シーズンジャケット着用、下は革パンが7か月、ジーンズが5か月位という割合。
所有するジャケット類には背中、肩、肘のプロテクターは装備されてはいるが、今回は装備の無い胸の追加と共に背中と肘のプロテクターの充実をすることにした。また普段プロテクターの無いジーンズタイプの革パンを履くことが多いので下半身のプロテクターも同時に購入することにした。 購入にあたっては、試着をしてから選びたかったのでライコやＤＳニ輪館を廻ってはみたものの、品揃えは薄く、取り寄せになるとの事だったので結局現物未確認のまま通販で購入してしまった（身長：１７３ｃｍ、体重：６７ｋｇ、胸囲：８６ｃｍ、ウェスト：７８ｃｍ、股下：８１．５ｃｍ）
hit-ａｉｒが首、鎖骨、肩等については有効性が高いとは考えているが価格は別にしても、重そう、ワイヤーがメンドクサソウ、何を着ても結局hit-airのベストしか見えない、雨の日に濡れた合羽の上に濡れたhit-airを着るのは億劫、メッシュでも夏暑そう、冬ジャケットのサイズに合せると3シーズンや夏ジャケットでは（いくら脇のサイズ調整があっても）ぶかぶかで格好が悪そうと安全と天秤に掛けるに甚だ下衆な理由ではあるが、今一つ決め手に欠けるのが正直なところである・・・
Ｆｏｒｃｅｆｉｅｌｄ レースライト・チェスト・プロテクター（サイズＭ）重量400g（実測値）
脱着の容易性と通気等から今回はソフトタイプとしてＣＥ規格のこれを選択した（EN1621-2Level 1）。プロテクトの範囲を出来るだけ大きくしたいならＬサイズかとも思ったが、バイクに着座した時に、高さ方向で主に腹部への干渉回避と身体への密着性等を考え、メーカーのサイズ表の肩からウェストまでのサイズを測ってＭサイズとした。
感想
・第一印象はワッフルに似ている、実際には写真よりも明るい感じ。通気口があり多少の風通しは期待できるがそれでも夏場は暑そう、見た目よりは軽い。
・気温が低いと硬化するという話があったが確かに配送された当初は曲がらない程では無いが固目、暫く身体に付けていたらなじんできた。
・革ツナギの様にぴったりしたアウターだとハーネスを使わずプロテクターだけ胸に入れても固定できるらしい。私の場合は夏用のメッシュジャケットと、3シーズン用で試したところ、概ね固定出来たがやはり位置決めの為にはハーネスを使用した方が良いと思う。
・ハーネス用の4本のゴムベルトを背中から回してきて、胸の所でベルクロ固定をするのだが、サバキ（取り回し）が良くない。左右２本ずつの端を先にベルクロで張り付けてからチェストプロテクターのベルクロに固定し、微調整はその後でする方がやりやすい。もし、後述のバックプロテクター用のベストにハーネスを縫い付けることが出来ればサバキは更に良くなると思う。
SK-479 バックインナープロテクター（サイズ区分なし)重量300g＋SK-648 オプショナルプロテクションベスト（サイズＬ）重量190g
当初はチェストプロテクターと同じＦｏｒｃｅｆｉｅｌｄ製のバックプロテクターを考えていたが、アウターへのインサートタイプは各々のジャケットのプロテクターポケットサイズ、形状に適正にセットできるかどうか分からなかった。ハーネス付きの物はその価格に少しプラスするとhit-airのベストと競合すると言うところでかなり悩ましい。またd3o材を使ったバックプロテクターも興味があったが胸側が通常のウレタンフォーム（脱着不可）でレースライトプロテクターとの二重になると夏は相当暑そうなのと、価格面では同様にhit-airとの選択肢が残り、今回は見送った。
今回は口コミ等でも比較的評判が良かった事もあり、またバックプロテクターはハードタイプの方が良いという情報からも、ＳＫ－４７９＋６４８の組み合わせにしてみた。
感想
・ベストの生地は肌触りも良く素肌にそのまま着用できる。メッシュ地はやや厚め、というよりも目が詰んでいるが通気性はある。
・Ｌサイズだと裾はウェストから数センチ上になるが、これはショートジャケットから裾がはみ出さない為だろう。胸周りはジャストフィット、バックプロテクターを装着すると少しタイトに感じるが伸縮性があるので問題ない。実際チェストプロテクターも含めプロテクター類はなるべく身体に密着させた方が良いので素肌に直に着るか或いは速乾性のＴシャツを1枚下に着るかのいずれかになると思う。
・プロテクターが脱着可能なのでベストの洗濯は容易。但し、バックプロテクター（ショルダーもチェストも同様）のポケットがベストの内側（身体に近い方）に付けられているが、外側の方が選択する時に出入れが容易な気がする。何故内側なのか理由を知りたいところ。
・プロテクターの厚みは１．５ｃｍ程で見た目よりも軽く、背中の負担は少ないくアウターに響かない。
・冬用のＧＷジャケットのプロテクターポケットには収まったが他のジャケットでは形状が合わなかったり、プロテクターの入り口が狭く（スポンジだけなら曲げて入るが、ＳＫ－４７９は左右に曲がらない）て入らなかった。
ＨＯＮＤＡ スリップオンプロテクター ＥＪ－Ｅ９２/Ｅ９３ 肘用サイズフリー 重量250g（ペア）
肘は膝と共に転倒すると真っ先に接地し、打ったり捻ったり擦ったりしやすいので今のジャケットに装着されているもののアップグレードが必要と以前から考えていた。このプロテクターは肘の周囲を広範囲を覆い保護してくれそうな所が選択の理由。
ただ、サイズについてＨＯＮＤＡのサイトを見ると分るがＥ９２が大人用、Ｅ９３が女性・子供となっているのだが、ホンダのサイトをクリックして一層下に入って行くと品番表示がＥ９２とありながらＥ９３と表示されている、購入金額から見るとＥ９２の筈なのだが・・・
感想
・見た目よりも軽いがサイドまで廻りこんだガードで安心感はある。
・クロスした２本のゴムハーネスでの固定は平行に走るハーネスの物よりもずれにくいし、ハーネスがプロテクター側に掛っていないので、道路で擦った時もハーネスが切れにくい。
・装着も簡単で内装の皮膚への当りも柔らかい。
・全長が短い感じもあるが余り長いと手首側の動きで肘カップがずれるのでこれで良いと思う。
・ナチュラルエアバッグの有効性は不明、濡れた時は乾きが悪いかもしれない。
・全体にコンパクトなので、プロテクターを装着した状態でジャケットの袖を通せる（メッシュと２シーズンは袖幅がタイトで不可）
ＫＯＭＩＮＥSK-612 プロテクトメッシュアンダーパンツロング サイズＬ、重量５００ｇ
膝カップを含めたプトテクター付きのブーツインタイプの革パンや革ツナギは所有しているが、プロテクター単独のインナータイプはこれが初めて。インナータイプを選択すると、ロングタイツのオールインワンタイプ、ハーフパンツに二―シンパッド等を別付けにするという選択肢があるが、転倒すると膝、腰、臀部、に加え太腿の外側も打ち身や擦過傷が出来易い、その点、ロングタイツの方が広範囲にプロテクトされていて効果は高そうなのとプロテクターがずれにくいと判断した。
感想
・タイツ素材は柔らかく肌に優しく、Ｌサイズで各所のプロテクター位置もほぼ私の身体に合っている。メッシュ地は生地が比較的厚め（透けていない）で目も詰んでいるので、暑い時期は辛いかも。夏はこのプロテクターだけ履いて走るというのは有りだろうか・・・少なくともハーフパンツにタンクトップのライダーよりは安全性は高いと思うのだが。
・プロテクター類は脱着不可なので、洗濯の場合は丸洗いになり、スポンジ類の乾燥には時間が掛るかもしれない。
・装着中のずり上がり防止の為裾がループエンドとなっているが、余裕があり足の裏を強く締め付けられる不快感は無い。これなら厚手のソックスの外側にループを掛けて丁度良さそうなので不満は無い。
・股上はハイウェストで臍の上までの長さがあり、安心感はある。エラステックのウェストは結構タイトで少し圧迫感がある。ロードバイク（自転車）のビブショーツだとウェストは割とフリーになるのだがトイレは面倒。このタイツも前開きは無い（sixsixoneのはあったような・・・）
・ホースバックライディングスタイルだと尾骶骨のプロテクター（ハードタイプ）はシートに干渉しないか気になったが結構上付きで問題無かった。
・二―シンパッド（ＣＥ規格）は写真で観た感じより小振りで脛の部分が短目だが、ブーツとの組み合わせでほぼ隙間は埋まる。但し、ふくらはぎへの廻りこみは少ない。
・太腿のプロテクター（ハード）は大き目、尻の部分のプロテクター（ソフト）も安心感がある。
・腰回りのプロテクター（ソフト）は小さいが、インナータイプだとウェストが大きなアウターパンツが必要になるので微妙な所だと思う。むしろ上半身側のプロテクターで腰の保護をするべきか。
・革パン（Ｗ３２インチ）には中にフリースライナーのウォームアップインナー（ＲＳタイチ）を履いても十分に収まる。ストレートタイトのジーンズ（Ｗ２９インチ）のインナーとしても装着可能。
プロテクター情報
http://bike.aufield.com/index11.html
Ｆｏｒｃｅｆｉｅｌｄ
http://www.respro-jp.com/forcefield/Forcefield_Body_Armour.html
ＫＯＭＩＮＥ
ＨＯＮＤＡ
http://www.honda-heart.jp/index.html
ウェアサイズ表示
Ｓ：Ｓｍａｌｌ
Ｍ：Ｍｉｄｄｉｕｍ
Ｌ：Ｌａｒｇｅ
ＬＬ≒２Ｌ≒ＸＬ≒Ｏ：Ｌａｒｇｅ－Ｌａｒｇｅ、2xLarge、eXtra Large、Over Large
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