原作を去年の夏に読んでから、ずーっと観たかった作品「きみはいい子」。
この作品、私が去年観た映画の中で一番ずしっと心に残った作品「そこのみにて光り輝く」の呉監督の作品。
一番感じたことは、
あ、原作先に読むんじゃなかったー(笑)
てことなんだけど・・・
でも、よかったです!
呉監督は、社会の闇、病み?を表現するのがうまいなぁーと。
そこのみにて~は、希望ありつつ、でもやはり待ち受けている未来は・・・と、ちょっと暗いラストだったように思えたけど、今回は優しい終わり方でした。
2作品とも、この後はあなたが想像してください、と、余韻残す感じなのは同じ?かも。
途中、幼児虐待シーンなんかは可哀想で見るに耐えなかったけど(T^T)
でも、最後は他の誰かの一言で助かる。
それぞれの人の闇が、他の誰かの一言で光が見えてくる。
実際の社会では、そう簡単にいかないんだろうけど。
でも、ちょっとした一言で救われることもあるよね。
育児していると、部屋の中で、もういっぱいいっぱい。限界。助けて。でも、誰に助けを求めたら?
ってなることもあるけど、外に出てみると、誰かと話をしてみると、ふっと軽くなる。
リアルタイムで、最近、幼児虐待のニュースも多いから、作品がずしっと響きました。
無駄な音楽がなく、音楽の雰囲気で感動することがなかった。言葉であったり、細かく設定されているシーンであったり。(母親は、幼児虐待をするものの、よく机を見たら、机の角にはガードがつけられている。・・・本当は、虐待したくない、愛したいのに、うまく愛せないのかな。とか。)あ、あと、子役の子供たちの演技力すごすぎる |д゜)
ただ、映画はやはり、原作を先に読むものではない(*_*)
あ、あと余談ですが、高良健吾くんは、繊細な心の持ち主のキャラを演じることに長けている俳優さんやなーと。
今の月9も、そんなキャラやし。そして、ドラマより映画向きなイメージ。
ちょっと最初は重たいですが、見たあとすっきり( ´ ▽ ` )