Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

キンカンの甘露煮作り

2016-02-27 17:46:08 | Weblog

 5年ほど前であったがマジックの仲間の「あすなろ会」で介護施設に慰問に行った帰り、メンバーのHAさんの家に寄った。そこでキンカンの甘露煮とイチジクが出された。イチジクも美味しかったが、キンカンの甘露煮は、形のよい飴色のキンカンは光沢はあり木に生ったものの形をしていた。お茶を飲みながら食べたがその味は今でも忘れない美味しさであった。これはHAさんは庭に生っている果物を料理して出してくれたものであった。その時キンカンで甘露煮を作りたいと思った。

 今年はキンカンの生り年であり、大ぶりのキンカンが10kg近く採れた。約半分ほどは近所の人や、妻が身体に良いからそのまま食べると云うので残し、後の約5kgは加工し甘露煮にすることにした。素人の私が、本に書いてある作り方を見ながら作ることにした。最初は1kgほどから作った。砂糖500gと酢100ccとハチミツそれにレモンを用意した。キンカンを良く水洗い、キンカンの蔕と取り、側面に4か所ほど包丁で切り傷を付けた。これはタネを出すためである。それを沸騰したお湯で3分ほど茹でた。ここからが手間のかかるタネ出し作業である。楊枝で切り傷をつけたところからタネを出すが、皮をきれいに残してタネを出すのは中々上手くいかない。皮が切れたり、皮だけ残して中の具がでたりと悪戦苦闘すること一時間半ほど何とか出来た。それを砂糖と酢と水を加え深めの鍋にかけ中火でゆっくり煮ていく。沸騰したら弱火に、灰汁を取りながら一時間以上煮ると、飴色の甘露煮が出来あがった。そこにハチミツとレモンを絞って入れた。しかしその形は、原型を留めずひじゃげたものになかった。

 2回目は約2kgほどのキンカンで作ることにした。砂糖も中双糖から、グラニュ糖に変え、甘味を抑えるため少なめにした。そして切り傷も小さめにし形が崩れないようしたつもりであったが、出来上がりは半分ほどは形が崩れたものになった。そこから形がよいものを選んで、300CC/個ほどの、密閉した容器に入れた。まだ2kgほどのキンカンが残ったが、その内1kgほどは別途ジャムにしようと思う。3回目の甘露煮作りは、今までの経験から艶の良いく原型が残った甘露煮づくりに心掛けた。切り傷を包丁でなく、先が尖った缶切り用の刃で5~7mmほどの幅で刺し4か所/個ほど開けた。作業はタネは出しにくかったが円形のキンカンの形をした甘露煮が出来た。

 どちらかと云うと、私は厨房に入って料理をすることは嫌いな人間である。しかし何故か、今回は甘露煮づくりに集中することが出来た。妻は途中で手間がかかると云い放棄したが最後まで作り終えた。300cc入りの容器8個と、2kg入り容器1個に甘露煮を入れた。この8個は、近所やきょうだい達に配ることにしようと思う。


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