Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

T介護施設訪問

2011-12-20 22:35:32 | Weblog

 T介護施設に午後1時30分に訪問した。これは毎月行っている歌のボランティアのためで、12月はクリスマスに関する歌を集めて行った。このことは先月行ったとき「来月はクリスマスの歌をみんなでうたいましょう」と言った手前上、何とかそうした歌を集めようと思った。そこで本屋から手ごろな歌集を購入してみたが、知っている曲も少ないし、童謡、讃美歌、クラシックまでいろいろな曲が載っていた。その中で施設の高齢者が分るような曲は「聖夜」「ジングルベル」「サンタが町にやってきた」「赤鼻のトナカイ」「星の界」「ホワイトクリスマス」ぐらいであった。そこで冬に関する歌とか、一緒には歌えないが原語で歌える曲も含めて持って行った。

 そして5年前に買ってあった、サンタクロースの衣装も持って行った。この衣装は今まで気おとりして着ることはなかったが、年齢がそうさせたのか今は着るに抵抗がなかった。始まる午後2時には40人近くの人が見えてくれた。いつもきてくれる人の中に新しく来てくれた人も2~3人はいた。その人は特徴がありすぐわかった。いつものように最初は「ふるさと」を合唱した。ここに来る人の多くは、身体が不自由であるとか、この施設を終の棲家としている人も多い。話を聞くと北海道や沖縄から来た人もいた。皆さん「ふるさと」がある、その人達が、生まれた故郷を思い出してもらうため最初に、この歌を歌うことにしている。

 その後「聖夜」「ジングルベル」等と用意していた曲を歌った。そしてみんなでの合唱は難しい「諸人こぞりて」「雪の降る町を」「ペチカ」などを歌った。それでも何人かが歌ってくれた。そこからは「アメージンググレース」グノーの「アヴェマリア」「オー・ホーリー・ナイト」を原語で歌った。これらの曲はS学苑「名曲をうたう」で歌った曲であり、何とか歌えた。反応を気になったが、皆さん喜んで拍手してくれた。周りにいた介護士さんも、知っているのか一緒に口ずさんでいた。このような曲を選んだことに、躊躇していたが、歌ってよかったと思った。その後みんなが良く知っている数曲を歌い、最後に「今日の日をさようなら」を合唱して終わった。

 帰りがけ、前列に座っていた、Mさんが握手を求めてきた。この人は101歳でいつも聞きに来てくれる。その人が「今日はありがとうございました。私は毎月貴方の歌を心待ちにしている。知っている歌を一緒に歌い105歳までは元気にいたい。だから貴方も来てくださいね」こんなことを言ってくれた。ありがたいことである。


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