Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

キンカン甘露煮作り

2017-01-17 21:12:22 | Weblog

 庭のキンカンの木は今年もたくさんの実を付けている。昨年は2月下旬に収穫したので、今年もその頃が収穫期かと思っていた。しかし最近小鳥たちが来て、啄ばむようになり、たくさんの食べ残した実が地面に落ちている。昨年は木の周りに鳥避けの網を張ったが、効果的方法とは言えなかったので、別の方法を考えていたが、今年は熟すのが早いのか鳥たちが来るようになった。そこで熟した大きなキンカンのみ取ることにした。採ったものを測ってみると2㎏程になった。

 そこで昨年と同じ甘露煮にしようと、グラニュー糖1kg、レモン、ハチミツなどを購入し2kgほどのキンカンは昨年と同様の方法で作ることにした。この作業は最初にキンカンのヘタを取り、その後、昨年は包丁で一つ一つの実に4~5の切れ目を付けたが、実が崩れることが多かったので、今年はホークで3~4か所ほど穴をあけるようにした。これは甘露煮にしてもキンカンの形を保てるものと思ったからであった。そのキンカンを大鍋に入れ5分ほど煮込んだあと、冷水で冷やしてからタネを取る作業をした。これは切り身を入れたところから楊子でタネを出していく作業であるが、上手くいかず難儀した。よいと思ったホークでの穴あけは、包丁で切れ目をつけるより、形がくずれやすく失敗であったと思ったが、甘露煮は作ることにした。

 長い時間が掛け大部分のタネは取り終えた。実の中の樹液はヌルヌルしていて石鹸で何度も洗ったが、まだ落としきれない感じであった。タネ抜きしたキンカンは、すぐ冷水に漬し3時間ほど置いた。これは灰汁を抜くためのものであった。ここまでで6時間ほど掛ったが、後は大鍋にタネ抜きしたキンカンと、1kgほどのグラニュー糖とハチミツとお酢を少し加え、キンカンが浸るぐらいの水を入れとろ火で煮詰めていった。約2時間ほど経つと飴色の甘露煮が出来上がった。作業は丸一日がかりであったが、肉体的疲労感と云うより、やり遂げた満足感のほうが勝っていた。今回のものは形は崩れたものが多かったが味は昨年よりよいと思った。

 小さなパック(24~25個入)を6個ほど買ってきて、それに区分けして入れた。これを近所の人や親しい人に分けてやろうと思っている。その中でも風邪を引いて寝込んでいるISさんには早めにやろうと、その日のうちに届けることにした。彼の家は10kmほど離れていたが自動車で届けたが予期していなかったことで驚き喜んだ。また瀬名の妹も風邪気味であったので、その帰りに届けた。後の4パックは近所の人にやると思う。我が家の分は、まだ木には2~3㎏のキンカンが生っているので、2月に入ったら取って再度作ろうと思う。