Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

地区防災訓練から

2016-09-11 21:49:17 | Weblog

 住民参加の防災訓練が9月11日(日)午前9時から町内の防災公園(仮称)で行われた。この地区は軟弱地盤の上に住宅があり、また海岸から1.5kmほど内陸部に入った海抜8.5mほどのところにある。平成13年3月11日東北地方を襲った大地震と津波は神大な被害をもたらした。当時被害を映像を見たとき日本でもこのような恐ろしいことが起きるのかと身が震える思いがした。この災害を契機に全国規模で防災基準が見直され、この地区で大地震が発生した場合、最大13mの津波がくると云われている。以前から東海地震が来ると云われ、防災意識は、他より強く持っていたつもりでいたが、年と共に意識は薄くなっていった。そんな折の大災害であり意識をリセットする良い機会となった。

 防災訓練も毎年この時期に行われるようになり、住民の多くが参加している。この町内でも330程度の世帯があるが、その内200名近くの人が集まった。この参加者は毎年ほぼ同じぐらいであるが、参加する人が決まっていることが気になる。概ね60代以上の高齢者が主体であるが、今年は少し違っていた。それは小学生以下の子供さんも40人近く集まったことである。今年も消防署から10人ほどの隊員ヶ指導で参加してくれた。

 消防車2台、起震車1台も来ていて、消防署の責任者が冒頭話された。「今回も私達も参加しますが、もし大災害が発生ときは被害が多く出たところに集中して出動することになります。それ故大きな災害になってもすぐ来ることはできないと思います。その時は町内の皆さん方が協力して対応してください。今回はそうしたときの行動規範を学んでくれることをお願いします」こんな話であった。訓練内容は、起震車での震度7の体験。AEDを使っての救命の仕方。消化器の取り扱い訓練などが行われた。私は毎年参加し実体験しているので、今回は新しく参加した人や子供さん達えのサポート役に回った。2時間ほどの訓練であったが、終わりごろには、口の中がカラカラになっていた。

 今回も有意義な訓練となってよかった。しかし、まだ半分ほどの世帯は参加が出来ないでいる。実際災害が発生した場合、そこに住むすべての人が協力により、より多くの安全が確保することが出来ると思う。それ故極力多くの人が参加することを期待したい。参加する、しないは個人の問題ではあると思うが、そのような人が出てきやすい環境作りも必要である。こうしたことを計画し実行するのは骨の折れることではあるが、小さなグループでの連携や目先を変えた訓練方法等、マンネリにならないことを考えていく必要もありそうだ。