Masayukiの独り言・・・

老いの手習い日記です。

町内のバス旅行

2015-11-14 22:32:17 | Weblog

 11月14日は町内の日帰りのバス旅行が計画され私も参加した。行く先は長浜と彦根の城の見学し秋の深まる琵琶湖周辺を回るコ-スであった。あいにくの雨が降る天気となったが、朝7時に町内中央の某薬局の前に集まり大型バスに43名が乗り込んだ。私はバス最後部の5人掛けの中央の席に座った。御夫妻の方や子供さん連れの参加もあり前の席はそのような人が座り、最後列は役員及び男性で占めていた。バスが動くとビールが配られ会話は盛り上がった。最後部に座った人は全員が概ね年齢も近く普段から話し合っている友人である。

 東名高速道路を走り浜名湖のサービスエリアで休憩した頃には、酒やビールが効いて来てほろ酔い機嫌になっていた。そこから2時間30分ほどで走ると長浜市に着いた。昼食を食べたあと町を散策したが、商店街には歴史的ものは少ないようで、一緒にいた男性5人で、長浜城に行った。この城は豊臣秀吉が初めて築城した城で、琵琶湖に面した平城である。秀吉は天正2年(1574年)築城を開始し、天正10年までの8年間をここで過ごしたところである。この天守閣に上がると、室町時代末期から安土桃山時代にかけ、戦乱の中巻き込まれた小谷城跡や佐和山城跡などが見えた。この城はその後廃城となったが秀吉の出世城として言い伝えられている。現在の城は昭和58年再興したものであるがその面影をしのぶことができた。

 ここから彦根城はバスで30分ぐらいのところにあった。城郭は当時のままで、戦国時代を思わせる曲がりくねった石段や天守閣は築城時のままの姿で、気高い雄姿を誇っていた。この城の初代藩主は井伊直政の嫡子直継・直孝によって約20年の歳月をかけ築城され元和8年(1622)完成したもとある。その後井伊家が歴代藩主として徳川幕府を支えた城で、歴史とロマンのあふれる古城であった。この天守閣は数少ない国宝となっていて、質素な中にも、地域を守り抜く威厳を感ずる城であった。

 来年の大河ドラマは「井伊直虎」と云うが、戦乱の中で井伊家を守り抜いた直虎と云う女性の生涯をドラマ化したものである。そのことや、徳川幕府末期、井伊直弼の登場で開国に踏み切ったことなど重なり、感慨を与えてくれた城であった。バスに乗り込んだのは午後3時を回った頃であった。雨も本降りとなったが、後はバスで帰るだけである。このころになると疲れもピークに達したが、役員たちが、その疲れを和らげてくれるように楽しいゲーム等して盛り上げてくれ、気がついた時には静岡に帰っていた。夕方7時20分には無事解散して家に着いた。