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ワルクロとジョニー (弐)

2011年10月02日 | 絵物語

 

あの頃は、野良ネコたくさんいたんですよねー。

だから、こんな話も出来ちゃったわけで、、、、

 

 

 

 

 






今日も厳しいシャバの掟にしたがい、


凄みをきかす

 





 





オレは、ワルクロ…



















町内の営みも、この道何年たっただろうか…



 





 





 





 





「 車にはねられたんじゃないかって… あたし、 心配したのよぉ ~~!!」




「 スンマセン…ちょいと野暮用がありまして… 」 




「 クロちゃん♪    いいかげん私と一緒にくらそうよぉ 」

 



「 ありがたい話ですが… そいつだけは…かんべんして下さい 」


 


「 …………おくさん … ダッコも…  ちっと… 」




「 ……? 」

 



「 舎弟が見てますんで… ひとつ 」

 






  

 




なんとしても、自由を好み、



けして、家に上がって こない。



自由な猫、ワルクロ…




ワルクロは、数年前から、廃工場を根城にしていた。



近所の奥さんに、毎朝、ご飯をもらい、暮らしを立てていた。

 

 







コレが、幼い頃のジョニー…





ある日、ワルクロが連れてきたという。



捨て猫ジョニーのめんどうを見るワルクロ…



野良の世界に… このようなコトも、あるのだろうか…

 






ジョニーは立派に育った。









ワルクロとともに過ごし、たくさんの事を教わったのだろう。



いつの日か、身体の大きさも、凄みのきいた様子も、



すっかり受け継ぐ、若いジョニー。

 

 





ジョニーの成長に満足したからか?…




ワルクロは、姿を消した。






立派に成長した、ジョニーに縄張りをゆずったのだと思う

 

 

 



きっと、どこかで、







仔猫のめんどうを見ていると思いたい。

 

 

 




もみじの知らない話です。






 

 








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ワルクロと、ジョニー。

天国のにゃんにゃん広場で、楽しく過ごしているコトを願って、

納戸へ収納。