銀河後悔日誌、つぶやき

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拙者親方と申すは

2010-04-14 23:52:01 | 大相撲観測日誌
 停年退職したもと幕内朝嵐が所有していた年寄名跡「振分」を、高見盛が取得したという。名跡を持っている親方が停年退職しても、しばらくは所有し続けられるわけだが、いつまでも持っていられるものでもない。

 もともと停年後に高見盛が譲り受けるような情報もあったが、結局だいぶ経ってからの正式譲渡となった。
 現在はもと横綱武蔵丸が名跡を借りているが、それはとりあえず影響ない。名跡証書の裏書きに、所有者の名前が書き加えられるだけだ(名義変更は4月7日付)。


 これらとはまったく関係なく、“造反”の安治川親方(もと幕内光法)が名跡変更し、大嶽部屋に移籍する動きも出て来た。
 安治川さんは所属する立浪一門の“縛り”にとらわれずに貴乃花親方に投票し、それを公表。それによって一門内では針のむしろであり、部屋の中でも村八分になっているという。所属するのは宮城野部屋、現役時代からずっと過ごして来た部屋のはずなのに…。

 しかし、わたしは安治川親方の行動は潔しとは思わない。まず、名跡を借りることによって暫定的に協会員となっているに過ぎない。それで貸し主の意向に反する投票をすることが良いことなのか、どうなのか。次の選挙で貴乃花親方が出馬し、それに投票しなかったとしても、「自由投票だから良いでしょ?」とはなるまい。
 また、投票云々は自由としても、それを公表することはどうなのか。それによって多くの人が迷惑し、今回の移籍に際しても、「安治川」を返上して別の名跡を借りる。それよにって、30年近く在籍する親方が失職してしまうのだ。

 安治川親方や貴乃花派の親方衆は、この親方の“老後”の面倒を見るのかどうか。もし別の一門の話だからと放っておくようなことがあれば、如何に“貴乃花派”が胡散臭い連中なのかが分かるわけだ。


 まあ、今後どうなるかは追って分かるでしょう。


 ちなみに、銀角への反映は、名跡変更後としたい。

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3 コメント

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Unknown (Маша(マーシャ))
2010-04-17 02:11:36
老後の面倒に借株の親方もあるのでしょうか?  
名跡を譲渡・取得する場合ではないのかな?  

(以下 現役時代の四股名・敬称略で書きますが)  
いくら光法(貴G)が望んだところで 蔵玉錦や現持ち主の霜鳳(実質の時津海)が「うん」と言わなければ借りられないのではないでしょうか?  蔵玉錦も借株ですし 退職するとしても納得の上ではないのかなあ  
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Unknown (Маша)
2010-04-17 02:13:44
老後の面倒に借株の親方も関係あるのでしょうか?  
(でした ごめんなさい)
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Unknown (紅葉橋律乃介)
2010-04-24 20:38:17
 お返事が遅くなってしまいました。申し訳ありません。

 蔵玉錦については、早晩退職を決めていたのではないでしょうか。そういう名跡を探った結果、たどり着いたものと思われます。
 借株の場合はいつでも退職の可能性がありますが、それが止むを得ない場合(持ち主が引退)なのか、あるいは急に別人に貸さなければならないので仕方なく、なのかではだいぶ違いますね。
 いつまでも借株では不安定ですから、早晩名跡を手当するか、退職した方が安心でしょう。

 どういう話し合いになっているのかは知りませんが、少なくても光法は“英雄”には考えられません。

 ちなみに、老後の面倒ってのは、決まっているわけではありません。すぐに退職する必要のない人を追い出して残った場合、それはどうなの? というわけです。
 引退した力士を支援するんだから、もちろん追い出した親方も支援しますよね?
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