天然立体工房ブログ

虫の写真やダイビングについて、そして日々思うことなどをブツクサと。

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麝香揚羽

2006年09月12日 21時50分48秒 | 
ジャコウアゲハである。
ぱっと見はクロアゲハに似ているが、腹を見るとなんとも毒々しい赤い模様・・・・
そして、見た目だけじゃなくてホンマモンの毒なのだ。
食草に含まれる毒を体内に溜め込んでおり、万が一食おうものならげぇげぇと吐き出すことになる。
この模様は「どくいり きけん たべたら しぬで」というアピールなのだ。

しかし不思議なのは、主に蝶を捕食するのは鳥だが、鳥ってそんなに賢かったっけ?!
ということである。
一度食って酷い目に遭うとそれ以降は懲りるということらしいが、食った物の姿かたちを本当に鳥が覚えているのだろうか。
鳥は三歩歩いたらもう忘れると言われるではないか。
ものすごい勢いで飛んできてぱくーーーっと食うので、そんなものを覚えているとはとても思えないのだ。
ジャコウアゲハを食ってげぇげぇ吐いても、次の日にはケロッとしてまた食っているような気がする。

・・・・・と、ここで幼少の頃のトラウマにスイッチが入ってしまった。

私は子供の頃から当然のことながら虫が好きだった。
いつもいろいろな虫を捕まえてきては飼っていた。
そんな私が卵から育てたアゲハチョウがついにさなぎになり、毎日カラタチの葉を取ってきた苦労が報われる時がやってきた。

ある夏休みの朝、ついにアゲハは羽化し、自分のさなぎの殻に掴まって羽を伸ばしつつあった。
臭い角を出すだけのもっさりしたイモムシから硬いさなぎを経て可憐な姿へと変化するというこの神秘に感動し、この手に包み込んでしまいたいのを必死に我慢して美しい羽根が伸びるのを待った。

そして半時ほど経ち、とうとうアゲハが生まれて初めての羽ばたきを始める。
あわててアパートの廊下にケースを持って出て行き、アゲハが飛び立つのを待った。

そして、私のアゲハは大空に・・・・・

ぱくっ



鳥なんか大嫌いだ。





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