もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「てなもんや三文オペラ」みてきました

2022-07-30 01:30:57 | お芝居

舞台「てなもんや三文オペラ」 PARCO劇場  2022.06.24 18:00~

「三文オペラ」は有名な演目で、ロンドンの貧困街が舞台。昔見たことがあるんですが、
時代背景や文化がよくわからなかったこともあり、いまひとつの理解の印象でした。。。
今回のは1950年代、戦後すぐの大阪が舞台に置き換えてということで、
きっとわかりやすいだろう~と期待。
さらに、生田斗真くんとウエンツくんの「天てれ」コンビとあっては、見ないわけにはいかない!!と
チケットをゲットしました。
公演の最初の方は、コロナのせいで上演中止になったりしてましたが、ゲットしたチケットは後半戦だったので
なんとか見ることができました~


公式のあらすじは

「1956年(昭和31年)、秋、早朝。猫間川沿いの川岸には、トタン屋根のバラックが肩寄せあっている。
その目と鼻の先、川向うに、「大阪砲兵工廠」跡地が見える。かつて、そこはアジア最大の軍事工場だったが、アメリカ軍の空爆で、廃墟と化した。数年前に勃発した朝鮮戦争の「朝鮮特需」で、鉄の値段がはねあがると、「大阪砲兵工廠」跡地に眠る莫大な屑鉄をねらって、有象無象の人々がつぎつぎと集まってきた。彼らは、いくら危険だろうが、いくら立ち入り禁止の国家財産だろうが、おかまいなし。目の前のお宝を、指をくわえて見ている阿呆はいない。夜な夜な、猫間川を越え、環状線の鉄橋を越え、時に、弁天橋の警備員詰所を正面突破して、屑鉄を掘り起こした。そんな彼らを、世間の人たちは「アパッチ族」と呼び、彼らの住む場所を「アパッチ部落」と呼んだ―――
「アパッチ族」の親分・マック(生田斗真)は、屑鉄のみならず、さまざまなものを盗んで盗賊団を組織していた。恋人のポール(ウエンツ瑛士)との結婚式を挙げるマックのことを、うとましく思う「乞食の友商事」の社長ピーチャム(渡辺いっけい)と妻のシーリア(根岸季衣)は、警察署長タイガー・ブラウン(福田転球)を脅し、なんとかマックを逮捕させようとするが・・・・・・。マックの昔なじみの娼婦ジェニー(福井晶一)と、ブラウンの娘ルーシー(平田敦子)をも巻き込み、事態は思わぬ方向へとすすむ・・・・・・。」

すべて関西弁での芝居。。。
鄭義信さん作ですもんね。2020年の『泣くロミオと怒るジュリエット』もそうだった!
話の内容は、基本唖「三文オペラ」をなぞってますが、ところどころ違うところも。。。特にラスト。


簡単に話の内容ですが、
公式のあらすじにあるように、大阪の砲兵工廠跡地のくず鉄を掘り起こしたり、盗みを働いたりの「アパッチ族」の親分マック(生田斗真くん)
マックは、恋人のポール(ウエンツくん)と結婚式をあげることとする。。。
そこに顔を出したのは警察署長のブラウン(転球さん)
ブラウンは戦争のときに、マックに命を助けてもらったことがあって、マックを逮捕せずに、証拠を握りつぶしたりしている。

ポールの父親で乞食たちの元締めであるピーチャム(いっけいさん)は、マックのことを日ごろから疎ましく思っている。
そこで、マックと警察のブラウンの関係を知ったピーチャムは、ブラウンを脅して、マックを逮捕させようとする。

ポールは父親がマックを逮捕させようとしていることをマックに話し、とりあえずここを離れるように言う。
マックは逃げることとするが、その前に行きつけの娼婦のジェニー(福井さん)のところに顔を出す。
しかし、ジェニーはマックが来たら教える様にと、ピーチャムに買収されていたため、マックは逮捕されてしまう。

刑務所に入ったマックをたずねてきたのは、元恋人のルーシー(平田敦子さん)
そしてそこのポールもやってきて、二人はケンカを。。。
ルーシーの手引きで脱獄したマック。
ピーチャムは再びブラウンを脅し、マックを逮捕しなければ、乞食を集めてデモを行うという。

ジェニーはマックが来たことを教えた報酬を要求するが、ピーチャム夫人(根岸さん)ははねつける
そのため、さらに今のマックの居場所を教えることになる。
ブラウンはピーチャムが本気でデモを行うと思い、マックを再び逮捕する。
そして処刑することとする
処刑の準備が進む中、マックは仲間を集めて、出獄する金を集めようとするがうまくいかない。
マックは「自分は戦場で相手の兵士を殺してしまった、その罪のためにこの処刑を受け入れる」と語り、
そして処刑されてしまうのだった。

そのあと、ルーシーとポールは、灯篭を流す。平和的な光景だけど、そこが突然割れて
戦地で苦しむ兵士たちが。。。ゾワッとしました。
兵士たちがみんな倒れてから、マックが灯篭を抱えて現れる。マックの笑顔で幕。

 

原作とは違う結末だったけど、いろいろ考えさせれる芝居でした。
特に一幕は歌や笑いありで楽しかったけど、二幕は重かったです。
今まさに、ロシアとウクライナの戦争がある中で、マックの心にのしかかっていた罪の意識。。。
戦場とはいえ、人を殺めてしまったのは罪は罪として残っているってことですよね。
最後の灯篭は、戦地で消えた命。
マックの命もそこに行ったってことかな。若い命がたくさん失われて・・・
戦争なんて絶体起こしてはいけないって強く思ったけど
この世界、これからどうなっちゃうんだろうという不安も感じながらの帰りでした

でも、、、キャストの熱演はホントにすばらしかった
とくに、前半は笑ったもんな~

 


キャストの感想

マックの斗真くん
何もいうことないですよね~歌って踊る斗真くん。かっこよすぎ。
戦争帰還兵のトラウマって絶対あると思うんだけど、
それをすごく繊細にかつ熱情的に演じてたと思う。やっぱり素晴らしいですね。


ポールのウエンツくん
もう斗真&ウエンツってだけで、天てれ世代は胸が熱いんですけど。。。
で、二人のコンビがすごくよくって。。
今回ポールは男性だけど女性っぽくて、まさにヒロイン、でも、それが似合うんだよね~
ちょっとキュンキュンしちゃいます。


ピーチャムのいっけいさん
いっけいさんって、ホントにこういう役似合いますよね~
存在感抜群。
嫌がらせ度100%
そういえば、いっけいさんが歌うのって珍しいかも。


ブラウンの転球さん
マックに命を助けてもらったけど、しがらみがあってマックを逮捕せざるを得ない苦悩。
そこにまさかの自分の娘とマックが?っていうビックリ度。
転球さんの表情がなかなかよかったです。


ルーシーの平田敦子さん
いやあ~斗真くんの元カノ役?パンチあるな~
もう、こういうキャスティング大好きです。
何よりかわいいし。。。
ウエンツとのコッペパンの下りはマジで笑いました。


ジェニー役の福井さん
初めて拝見なのかなあ?女性役されてましたけど。。。
歌がめっちゃ上手い!で、色っぽい。

 

 

 

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