akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

茅ヶ崎館、感激の『瀧の白糸』

2007-04-22 | 活弁
茅ヶ崎館での公演にいらして下さった皆さん、そして茅ヶ崎館のスタッフの皆さん、御協力下さった皆さん、ありがとうございました。

大好きな、そして思い入れのある『瀧の白糸』。語り終わった後、泣いていらっしゃる方の多さに、やっぱり名作だなあ!!溝口はすごい…としみじみ。
終了後の皆さんとの会話もとても楽しかったです。
中には、「5月に音楽家(作曲、演奏)の娘がフランスのルーブル美術館で『瀧の白糸』に生演奏をつけるんです」という御婦人がいらしたり、様々な方とのお話は非常に刺激になりました。

活弁をしながら、登場人物が怒るシーンではやはり私の感情の波も怒りに揺れているし、笑うシーンは笑っているし、辛く涙がこぼれるシーンではやはり涙が出てきます。

経験とともに、話芸は熟達していかなければならないし目指すところですが、「慣れ」によって感情や感性、心の揺れが失われないようにしたい、と思うし、いつでもするりとその人物なり作品に入っていける柔軟さを持っていたいと思います。

歳を重ねるごとに、作品の解釈と表現に深みと味が出るように。
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