ある日のこと、買い物用ボランティア運転手が、客待ちの時間を持て余し、本屋に来て、例の如く立ち読みをしていたら、「HTML&CSSとWebデザインが一冊できちんと身につく本」(¥2280+税)というのがあり、気が付いたら金を払っていた。 完全な衝動買いである。
当ブログでも再々紹介しているように、我がホームページ(この本によると、正しくはWebサイトと言うらしい)の改造と称して、いくつかのプログラミングを実施してきたが、それが、この本を買えば「きちんと身につく」との言葉を、すっかり信じ込んでしまったのだ。
このプログラミングと言ってきた言葉は、人間がコンピューターに命令する言語を組立てて、コンピューターを”言いなりにに動かす”為の、いわば命令の文章を作ることであるが、このことをこの本では「コーディング」と言うとあるので、今後はプログラミングは使わないことにする。
私のコーディングの歴史は古く、40才台の前半からであるから、40年近くやってることになるが、最初は「N-Basic」であり、その次の「Epo Ace」が長く、「HTML」 は使い始めてまだ浅く、数年しか経験がなく、しかも本中心の独学であるから、自己流であり、まことにいい加減なものであった。
その結果、私のWebサイトを見られた方はご承知の通り、できあがりは泥臭く田舎風であり、ごちゃごちゃしていて、決して褒められるものでなく、すぐにでも改良をしなければと思うが、知識能力が無いので、本に頼るしかなく、藁をも掴む気持ちで買ったことも確かである。
そして勇躍、使用するフリーソフト「Brackets」と「Google Chrome」をインストールし、「Brackets」を起動し、本にしたがって作業を進めようとしたのであった。しかし・・・別のところで作ったホルダーが、左端のサイドバーに出ると書いてあるが、どうにも現れないのである。 質問①
仕方が無いので、そのままコーディングを進めようとするが、本には各タグの最初の一文字を入れると、その候補が現れると書いてあるが何も出ない。 質問② 更に、これを保存しようとすると、エラーメッセージが出て前に進めない。エラーメッセージは下記。 質問③
Encoding not recognized : null (searched as : null)
この「Brackets」は、数ある普通のアプリと違って、コマンド(?)が極端に少なく、やれることは極めて少ないが、それぞれについて、隅から隅までやって見たが、どうにもならないので、止むを得ず、出版社に問い合わせをしたら、何と2時間も経たないのに回答が来た。それが下記である。(要点のみ・原文のまま)
① P45で「ドキュメント」に作ったホルダーをBracketsの画面上で選択しても、表示しないのです。
P.45のSTEP1でフォルダを作成したままでは、空のフォルダのため表示されません。またSTEP2でダウンロードした画像ファイルをコピー頂いても、Bracketsでは表示されません。この「snappers」フォルダにhtmlやcssファイルを作成することで、Brackets画面に表示され学習を進めて頂くことになります。
② P75からの記述をする場合、一文字目を入力しても、候補が表示されません。
P.75STEP1の上に記載されているとおり、common.htmlファイルを作成し保存したのちに記述を進めるとhtmlの要素タグが候補として表示されるようになります。新規ファイルを作成しただけでhtmlファイルとして保存していないと、作成しているファイルがhtmlなのかcssなのか、あるいはただのtxt(テキスト)ファイルなのかBracketsが判断できず、入力候補も表示されません。一度ご確認ください。
③ 書いたものを、登録しようとすると、エラーに成ります。
これまで1万5千人以上の方に本書をお読み頂いているのですが、この内容のお問い合わせは〇〇様がはじめてでした。
この内容から私は、なにひとつやるべき事が見当たらず、結論的には極めて難しいシステムに首を突っ込んだものだと、後悔したのであった。 このシステムはプロ向きであり、私のような素人向きのシステムではない、使おうとする方が間違っていると感じ取ったのであった。
ここで私が使う事が出来なかったのは「Brackets」という名のエディータであり、他のエディータを使えば、学習は出来るはずなので、昔から使って居る「TeraPad」というエディータで作業を進めた所、若干記載されているようには出ないものの何とか115/300ページまでは出来た。
教科書通りにならないと書いたが、それは、下記のように、①ロゴに変な線が入ること、②右のメニューが画面サイズにより動く事、③コピーライトが中央に位置しないばかりか、白抜きの文字にならない、・・・などである。
しかし、そんな事にこだわっていては、前に進まないから。放置して行こう、いずれ答えが出るだろうと考えたが、その後手を変え品を変えて色々やるも、一層表示が乱れるようになり、滅茶苦茶になってしまった。
いよいよ頓挫かと思えたが、翌日になって頭が冷えた状態で考えると、折角本を買って、ここで止めたら恥になると考え、もう少し色々試した結果でまた書く事が出来る、ブログのネタが作れると思い、ここは一旦これで閉めることにした。
実はその原因は、思いもしなかった事であったが、それは次回のお楽しみとする。