木燃人の波止場

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1644 超マクロ撮影(11)撮影機材の取付

2017-07-23 08:00:00 | カメラ写真

 超マクロ撮影(撮影倍率1.0を越える撮影)において、多発する諸問題に対し、各種の対策を試行錯誤しているが、そのひとつを紹介したいと思う。 今回はレンズの前に、特殊な対物レンズとリングフラッシュの二つを取り付けるという、通常やらないことを、やろうとしている。 これは特殊な撮影をするために、僅かな可能性にかける試行とも言えるのである。

 

(1)撮影倍率の増大 

 超マクロ撮影においては、レンズとカメラの間に、接写リング(最大68mm)とテレコン(2.0倍)を装着して、大砲のようにしても、撮影倍率の最大は3.4しか得られないので、更に倍率を上げる手段として、レンズの前(被写体寄り)にコンバージョンレンズ(以下Cレンズと略す)を付ける方法をテストしてみた。 (写真は前出) 

  この結果、上記接写リング(合計68mm)とテレコン(2.0倍)にCレンズを併用した場合、理論的には最大撮影倍率は18.1まで得られる事が判明した。 しかし、カメラブレ、手ブレ(シャッター時)、被写体ブレ(風や床の振動)が大きく画質を極端に落としていた。 また、マクロ撮影に欠かせないリングストロボが使えないことが、これに拍車を掛けており、写真にならなかった。 

(2)ブレ対策

 そこで、多少は増しな「フォーカシング雲台(下の写真)」なるものを購入して、カメラブレを削減し、リモコンを使える様にして、シャッターをワイヤレスにてON、OFFを可能にし、花の置き台を強固にしたことで、以前よりは大きく前進した。 撮影倍率が数倍程度までは、問題無く撮影出来るようになった。 (写真は前出の雲台) 

 

(3)照明の問題(リングストロボの取り付け)
 もうひとつの問題は、Cレンズ使用時はリングストロボが取り付けられないために、通常の撮影ライトを三灯点けるも、照度不足と影の発生に悩まされている。 原因はこのCレンズの場合はレンズ先端と被写体の距離が25mm前後と極端に短いことから、いくら大きなライトを点けても光がきちんと撮影部分に届かないし、斜光になり、且つ光量を減らしたくない故にダイレクト光(デフューザーなし)であるから、影が出来るのである。

 

(4) 現状の取り付け方法
 180mmマクロレンズの先端はφ72mmのメネジ、この外経を挟むようにして、Cレンズのアタッチメントが着くが、これにはレンズ外形を挟むたもの突起(スプリング入り)があり、リングストロボが着けられないのである。 そのためにCレンズ用アタッチメントを使わないで、取り付ける方法を模索する。

 通常レンズの先端にはメネジがあり、ここに、フイルターか、リングストロボのアタッチメントを取り付けるが、いずれにしろ、ひとつしか付けられないことが根本的問題なのである。それを私はここに、Cレンズとリングストロボの二つを付けようとするのが今回の目的なのである、Cレンズを使う事は通常あり得ないことであって、実態はこのような、特殊な対応には世間一般はなってないのである。

(5) 微かな(?)可能性にかけるひとつの案

 ステップダウンリング(以下Dリングと略す)をよく見てみると、この内側のネジ部が6~7mmと若干長いことに着目し、ここに内側からと外側からの両面に、ふたつのものを取り付けてみようとするのである。 市販されているDリングの組み合わせになり、段階的に落とすので結構複雑になる。(Dリングとは、大きい口径から小さい口径にするために、段階的に下げるリングのことである)

 

 具体的には、➀ 180mmレンズの先端(72mm内ネジ)に、 ② Dリングφ72→φ67を付ける。 ③ Dリングφ67→φ62を重ねて付ける。 (φ72から一気にφ62に落とすDリングは市販されていないために、二つのリングを使用する)このφ62のメネジの部分の内側(レンズ側)にCレンズを、外側(対物側)にリングフラッシュを付けようとするのである。

 下の写真左は180mmマクロレンズ(レンズ端内径=フイルター径φ72♀)それに中央のDリング、φ72♂→φ67♀ と 右端のφ67♂→φ62♀ である。

 

 

  この場合、正規の使用法ではないために、リングの”ツバ”の部分があって、使用できるねじ山の数が必要十分取れなくて、使用するのは僅かに1山か2山になる可能性大であるが、重量が小さいので、強度不足にはならないと判断。 だから、頻繁に使用するだけの耐久性はないとの留意点を忘れてはならない。 

 次に、内側(180mmレンズ側)には、Cレンズを取り付けるのであるが、そのために、先ず、上記で出来たφ62♀に内側から、④ Dリングφ62♂→φ52♀(下の写真左)を付け、更に、⑤ Dリングφ52♂→φ37♀(同中央)を付け、ここに⑥ Cレンズ(φ37♂=同右)を取り付けるのである。 

  

 次に、上記φ62のDリングに今度は外側(被写体側)から、⑦ リングストロボのアタッチメント(φ62♂=下の写真左)を取り付け、更に、⑧ リングストロボのライトの部分(同中央)を取り付けるのである。  リングストロボはアタッチメントの外形に掘られた溝に、爪をはめ込む方式で固定される。

  

  上記は組み合わせを分り易くするための表示であるが、実際の組み立ては、Dリングを全て先に組み立てる。 上記、4個のDリングとリングストロボ用アタッチメントを、その方向を間違えないように組み立てる。 なお、ネジは非常に細かく精密加工されているので、キズが付かないよう、変形させないよう、慎重な取り扱いが要求される。

組み立てられた状態、上がカメラのレンズ側、下の写真がCレンズ(対物レンズ)側になる。

 

 “微かな可能性にかける”と書いた理由であるが、これらの機器はDリングの両面に付ける仕様にはなっていないから(普通はオネジの反対側からのみ使用)、例えばレンズ(または保護レンズ)に当たってキズを付けないか心配があり、また、それ以前に実際に取り付くか否かの問題があるが、やって見るしか無いとDリングを発注した(使用4個中2個)のである。(2017.07.08通販B社に発注=在庫無し→その後入荷)

 

 これに、Cレンズを取り付けた状態が下記である。 

  

 これを180mmマクロレンズに取り付けた状態が下記である。

  

  最後に、その先端にリングフラッシュを取り付けた状態が下記である。 前に書いたが、このCレンズを付けた場合は、ピントの合う位置は、レンズ先端から約25mmであるから、これならば、概ね良好な照明がなされるものと考える。 これでも光量不足の場合は補助光を考えねば成らないが、これは結構やっかいな事になる。

 

 取付部分の強度的な問題が残りつつも、最も心配した取付不能は辛うじて回避出来た。 有効ネジ山数が極端に少ないので、頻繁に使う場合は、別途対策が必要であるが、取り敢えずは、計画通り撮影が可能となったので、撮ろうと思うがその辺りは次回にしたいと思う。

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