木燃人の波止場

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1641 トヨタ産業技術記念館(食事会-9)

2017-07-02 08:00:00 | 資料館

  高校時代の仲良し4人による、第9回目の食事会は、名古屋市西区にある「トヨタ産業技術記念館」にて実施した。 食事会とはいいながら、主体は「火力発電所」、「リニア鉄道館」などと“食べる事から見る事へ“と変わってきた。 このあたりは女性ならより美味しい物へと進むであろうが、”技術屋の端くれ”の我らは、こんな機械物に未だに興味が深いのであった。 (2017.06.30(金))

   入場料は通常¥500の所、シニアは無料と知り、今時無料は珍しくありがたい事であった。(駐車料も無料)

 

  館に入ると、先ず、286KVA(500馬力)の蒸気機関による発電機が目に飛び込んできた。 これは、ここで使われていたものではなく、当記念館設立に伴い、2005年にドイツから購入したものだそうな。 (スイス製)

下の写真が蒸気シリンダーであり、右が高圧、左が低圧、クランクにより、中央の大きな弾み車を回転させることにより、回転を滑らかにする。 なお、実用事は蒸気を送るが、ここにはボイラー設備はなく、動作実演は床下にある電動機で回転させている。 あの勇ましい蒸気音が聞けるかと思ったが、それは成らなかった。 蒸気の流入方向を制御するバルブ開閉音がカタカタと響く!。 

 

 蒸気機関からの動力は大きなフライホイールを回し、9本の太い紐状のベルトで286KVAの発電機を駆動する。 発電機は約二倍ほどに増速されている。

 

 係員による、説明と実演に、年老いた元高校生も熱心に見入るのであった。 起動にあたっては、幾つもある摺動部へのオイル供給用バルブをひとつずつ開けている姿は何とものどかである。 運転員は常にその油の液面も監視し、無くなれば補充しなければならないなあ!と思ったりしていた。

 

 これより、本館に入る。  ここは豊田佐吉の偉業を展示する場であり、織機の開発に重点を置いた展示がなされている。

 

 先ずは、綿から如何にして糸を作り出すか 、原理を実演と併せて詳しい説明がなされた。 中央の白い金属製のパイプ内に綿が入っており、回転すると共に、下の重りと、引く糸の強さでバランスを取り、巻き取る糸の太さを均一化させている。 綿には“ねじれ“があり、これをうまく利用して、連続して綿の塊から糸を作る過程が分り易く説明された。 

 

 綿の塊から、ごみ(花の額など)を除去し、絡んでいる糸の素を整列化させ、高速で連続的に(切れないで)糸を紡ぐことが出来るようにする一連の装置群である。 下の白い束から糸を作る。 

 

  糸は取り出した後、捻ることで、強くなることを、実演でしっかりと見せてくれた。 同行者は中国人らしい人たちであったが、同時通訳をしていた。  

 

 

 豊田佐吉がこしらえた、初期の機織機(複製、全手動)。

 

  縦糸を一本おきに前後に動かして、通り道をつくり、その間を横糸を巻いた“シャトル”が通過する。 シャトルが往復する度に糸がボビンから外れて、布になって行くのであるが、 大きなボビンとすることが出来ず、短時間で糸がなくなるので、豊田佐吉は機械の運転を止める事無く、瞬時に自動的にシャトルを交換するようにしたのだそうな!。(自動織機の始まり)

 

  このシャトルの往復運動の高速化とその交換がこの自動化の要であり、その後各種の研究開発が行われている。 下のはウオータージェット織機と言い、特殊なノズルから水と共に糸を飛ばすから、シャトルは無く、横糸は一方方向にのみ動き、後端で切断される。

  

下はコンピュータ制御で、色の糸を組み合わせ、画像のままに織る事が出来る最新式の織機のようだ。 

 

  

  ここからは、自動車に関する展示が行われている。 その最初は、自転車の横にエンジン付のタイヤを取り付ける試作品らしい。 ちょっと乗りにくそう!。

 

  車のボデーを板金で曲げて作る際のモデルを木で作成してあり、これと合うようにハンマーで叩いて曲げていくのである。  

 

 各種エンジンが展示されている。

 

オートマチック車のギアー。

 

  フレームレスのボディー。

 

 ミライ車。 

 

 

  二時間余り、昼飯も忘れて、見たのであった。 まだ、見られない所があったが、足の故障を抱える友を待たせているため、切り上げて、集合場所に向かった。

 この後、食事会をし、雨も止んだので、花の公園「ブルーボネット」をちらりと見たあと、喫茶店に立ち寄り、しばしおしゃべりをして解散とした。

 

 

 

 

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