木燃人の波止場

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1512 木工細工(28-13)赤秀地蔵の館

2016-07-13 08:00:00 | 木工細工

  昭和34年9月26日は四日市祭りの金曜日であったが、台風接近で祭りは中止になった。 その時私は四日市の会社にいて、定時の16時45分まで仕事をして、いつもの通り四日市駅までバスで行った所、近鉄湯の山線の線路が水につかり帰れなくなり、駅に足止めとなった。

  やむを得ずしばらく駅にいたら、会社から迎えのトラックが来てくれたので、会社に帰り保養所に入り将棋をしていて、ふと見ると土間の履物がプカプカ浮いているではないか!。 勿論食べ物など何もなく、潮が引いて水位は下がったが、水に足首まで漬けたままに朝を迎えた。

  外に出ると一面が泥とゴミだらけ、 “ボーゼン”としていると誰が持ち込んでくれたのか知れないが、炊き立てながら、塩だけの大き目のおにぎりの差し入れがあった。 一人一個しか無かったし、手を洗う水もなかったが、あの美味しかったことは今も忘れる事が出来ないでいる。

  言わずと知れた、これがあの巨大な被害を三重県と愛知県にもたらした、「伊勢湾台風」である。 なんで今こんな話を持ち出したかであるが、それは県境近くの峠に鎮座していた地蔵さんが、この伊勢湾台風の被害に遭われ、土石流とともに津市の海岸近くまで流されたらしい。

 その地蔵さんを友が預かり、大切にお守りしているが、友が作った建物が老朽化したので、作ってほしいと私の所にやって来たのであった。 それでつい私の体験を思い出し書いて見たくなったのである。  その構造案として下記の絵を書き持ってきたのであった。 これはイメージであって、こだわらなくてもよいという。

 

  地蔵さんの入るスペースとして、内寸500×500で高さが800mmあればよいという。それに、上図に関連して、構造物、装飾物となりそうな材木を彼なりに見積もって持参してきたので、それをうまく使い切る算段をしたのであった。

  そして、最初に骨組みを作り(前回の当ブログで紹介)、上部には屋根の下地と側板(12mm厚杉板)を張りつけた。 さらに、屋根には床などに張る濃いグリーンの合成ゴムシートを考えていたが、ホームセンターを探したところ、耐候性にも問題が少ないシート(¥1480/m=DW)を発見したので、それを使った。

 

  神社なのかお寺なのか分からないものになったが、これでもかなり装飾には気をくばったつもりである。

 ここでこの地蔵さんを「赤秀地蔵」と勝手に命名。

  

 側面図。

 

 屋根上の飾つけ詳細。

  

背面

 

 

 

 伊勢湾台風で私よりも遥かに大きな苦難を受けられた“赤秀地蔵さん”に喜んで貰えるか否かは分からないが、とにかく、 これにて一件落着。 近日友が軽トラで引き取りに来る手筈になっている。

                              以上

 

 

 

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