木燃人の波止場

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1490 フォトレタッチ(9)レイヤー(4)

2016-05-05 08:00:00 | カメラ写真

  私が写真を撮るときの一番大切にしていることはと言えば、「ピント合わせ」かも知れない。 「オートフォーカス」全盛の時代、何を寝ぼけたことをと言われそうだが、 私はここが一番悩むところなのだ。 理由は「ピントを合わせる範囲」と敢えて「ぼかす範囲」の両方を重視するからのように思う。

  ピンからキリまで全範囲に渡ってピントを合わせることを、「バンフォーカス」というが、この撮り方は勿論ちゃんとあり、それなりの装備をすれば済むことであるが、それでは納得できない所に問題があり、「敢えて一部をぼかす」「ピントの合う範囲を主題に絞る」という、相反する欲求を満たしたいのである。

  「バンフォーカス」に撮るには、焦点距離の短いレンズで、被写体から距離を取って撮ればよいのだが、それを私は焦点距離の長いレンズを使い、一層悪いことに被写体に接近して撮るから、更に焦点が合う範囲は狭くなる、つまり、焦点深度が浅い状態で撮るのである。

  (話は脱線するが)これらは“バンフォーカスな写真=図鑑的写真”といい評価は低いので、こんな写真を撮りたくない、少しでも写真として見られるものにしたいのである。 その写真を「花写真館」に使うのは適切ではないので、名称を「花図鑑」とせずに、敢えて「花写真館」としている“こだわり“がここにあるのだ。 (話を戻す)

 その結果、例えば下の写真のように、ほんの少し(約10mm)離れた場所にある花もぼけてしまい、下手な写真と指摘されることになるのである。(下の写真の場合はカメラの位置を変えて、二つの花とレンズの距離が同じにすれば、両花にピントが合うが、サンプルのためカメラが動かせない場合を想定している。)

  下の写真は、左の花とその左下の実にはピントが合っているが、右の花はボケているので、下手だと指摘されかねないのである。 ちなみにその他の背景は略満足にボケており、私としては致し方がないとするが、満足できないお方がいることも理解するので、こんな場面の“修整“が今回の目的である。

写真①

  このような写真を今後この方法がうまく出来たとしても、使って修整して行きたいとは少しも思っていない。 ここではレイヤーの手法を習得するための、あくまでも練習用のサンプルであることを重ねて書き加えておきたい。

 4. 写真の部分的入れ替え(修整)

  修整に使う写真は、正確性を上げるために、三脚を使用してカメラの位置を変えず、露出など撮影条件も同一にして、ピントのみ右の花に合わせた写真を準備した。 それが下の写真である。この写真のピントの合っている右の花を切り取って上の写真の右側の花と置き換える(上に乗せる)のである。

写真②

 

 

4.1 Photoshop Elements 14(以後“PE14”と略す)を起動してワークスペースに於いて、下の「フォトエリア」に上記二枚の写真を読み込む。最初に切り取る花のある、上記二枚の内下の方をワークスペースの”まな板“に載せる。

4.2 以下「部分的切り出し」のやり方は 「本年4月1日付の当ブログNo1460フォトレタッチ(6)レイヤー(1)」に書いたのと同じ故に、手順のみ記す。

 「クイックツール」をクリック ➡ 「新規選択」をクリック ➡ ブラシサイズを決める ➡ 4.3 切り出したい花の内側をなぞる (切り取りの境界線が点線で示される)➡ 切り取りの過不足を」修整する。 ➡ 「境界線を調整」をクリック ➡ 切り抜きに必要のない部分が赤く表示される ➡ レイヤー名をダブルクイック ➡ レイヤーの名前を「右花」とする ➡ 「OK」クリック ➡ 「レイヤーマスクを追加」をクリック ➡ 右の阪だけが切り出される ➡ 念のためPSD形式で保存 

 切り出したものは“右の花だけの”次の写真である。 写真③

 

 4.3 ここからのやり方は前回と少し変えてみる。   まず、フォトエリアから張替をする写真①をワークスペースの“まな板”に乗せる ➡ 下の「フォトエリア」写真③を“まな板”の写真の上にドラッグする (よく分からないが、このときドラッグ先の場所にかかわらず、主体(花)が中央にくるようだ) 

 

4.4 下の画像で最左の列上から4番目にある「移動ツール(+と▲印)」をクリックして、張り付けた花の周りに「バウンティングボックス(フロテイングマーク)」を表示させる ➡ 「バウンティングボックス」の中央にあるマークをドラッグして花を移動する ➡ 得たのが下の写真。

 

  

4.5 完成したのが下の写真だ。

 こうして見ると左程の不自然さは無いと思う。 欲をいえば右の花の左の“実”がボケたままであり、これも何とかしたいが、このシステムではかなり難しい。 何故なら、この実には毛が多数あり、これが細いので毛の一本ずつを切り出すだけの手間は多くて、それだけ掛ける価値がないからである。

 また、この花のように切り出したいものとそうでないものとの境界がはっきりしている(明暗差が大きい)場合は区切る事が容易いが、明暗差が少ないものは難しいし、更には、もっと大きくボケたものは出来てもかなり不自然になりそうであるが、機会があればやって見る積りだ。

 

 

以上が別の写真に対する、写真の部分的移動の二つ目の方法であるが、もうひとつありここに併記する予定であったが、この一ページを書くために3日を要したので、ここでひと休みとし、別の機会に載せたいと思う。

 

 

 

 

 

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