木燃人の波止場

花やお寺や観光地の写真を紹介しつつ、皆さんとの交流を計りたく思ってます、気軽に見て戴き、コメントを戴ければ嬉しいです。

1446 木工作品(2808)小飾台

2016-03-10 08:00:00 | 木工細工

 本来ならば立派な家具に使われる”欅材”であるが、おそらくは十分乾燥しないうちに製材してしまったようで、下の写真のように”ひん曲がって”しまったから、これではプロは使わないので、義弟を経由して”タダ”で私の手に渡ることとなったもの。 曲がりの少ない所は前に紹介したように、植木鉢などを並べる花台を作ったが、残り少なくなってくると、その曲がりも半端ではない。

 曲がりが少ない板は、鉋掛けすれば曲がりを取れるが、この板は曲がりが大きく、穴が開く程削っても平らにはならない。 また、私は電動鉋を使うが、木が固いので少し削っただけで刃先は摩耗し、刃の回転が高速であるがために、カン高い音ばかりがして削れない(刃が滑る)し、削った面がきれいにならないようになる。 

 ・・・であるから曲がりのひどい部分は捨てようとするが、”燃えるゴミ”にするのも簡単ではないのだ。 ゴミとして出すには短く切らねばならないが、この木は固いから手鋸では到底”歯が立たない”。 止む無く電動鋸(丸鋸)を使わざるを得ないが、曲がっているが故に極めて危険な作業をしなければならない、大怪我を防ぐためには治具を作らねばならないのだ。

木も曲がりは一方向だけではないので、丸鋸で切ってゆくと、少し進むと丸鋸自体が角度を変えるから、切断面でねじれが起きて、歯と木の間で摩擦が大きくなりその熱で焼けてくる。 焼けるだけならまだいいが、すぐに摩擦が大きくなり、回転力を上回るようになると、歯の回転が止まる(ロック)ようになる。

 刃がロックされると、しっかり持ってないと、反発力で丸鋸自体がキックバックすることになる。 このために、スイッチが切れるとブレーキが掛かって、回転を止めるようになってるが、瞬間のことなので、下手をすると大怪我の可能性もある。 そのために、木の曲がりに影響されずに、丸鋸がスライド出来る治具を作ったのである。

 それで切ったのが、下の写真である。 その切断面が焼けて黒くなってる部分が見えると思うが、 これが木と鋸刃の回転摩擦で生じた熱による”焼け”である。 このあと、これらの切り刻んだ板は、下面にする方の出張っている部分を鉋(手)掛けして、四隅が均等に接地するようにし、 台全体がぐらつかないように安定させる。

 更には、上面を平にし、荒いペーパーなどで面を仕上げる。 このあと、八か所のコーナーにトリマーで”飾”を入れる。 その後、細かいペーパーで全面を仕上げ、クリアー塗料(ウレタン)を二回塗って完了である。

 

 

 下は、「ハイドロカルチャー」をTVの上に飾ったものであるが、 今回作ったものの内小さいものは、 バランスよく並べるためにその高さ調整のために使った。 また、大きいものは、花瓶の下敷きなどに使えるので、どうやら、もっぱらプレゼント用になりそうな状況である。

 

「ハイドロカルチャー」の「テーブルヤシ」を乗せてみた。


 

                                                                                                                     以上

 



 

 

 

 

 

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