ホームページ上で多くの写真を使うために、写真の加工は必須科目であるから、今回新たに有料のソフトを導入したので、これをやりながら、取説的書籍に書いてないことをも書いて行き、備忘録としたいと思い書き始めたのである。
1. はじめに・・・・・前回投稿済。
2. 簡単な加工、修正
2.1 不要な部分を削除する
撮った写真の橋の方にある不要な(邪魔な)映り込みは、多くの場合不要な部分を切り捨てる(トリミング)で対処できるが、下の写真のように、中央部分にある場合などは、必要な部分まで切り取ることになりできないことがある。
下の写真は昨年の春、姫路城がリニューアルオープンの初日の朝一番に入り、桜を見に行ったときの写真であるが、この後長蛇の列ができるために置かれた赤い印が写真としては結構邪魔な存在である。
やり方 スポット修復ブラシ・・・を使用
ブラシというツールを適当な太さにして、写真の赤いマークの上をなぞる(塗りつぶすように)だけで、自動的に周囲の画像(下の場合は道路の色)が映り込み、赤いマークが消えて塘路と同じになる。 ついでに中央の人物も消したのがその下の写真。
下の写真を見ると、目のよくない私には、修正したとは思えないようになった。写真奥の細かい目立つものも、消したがおわかりであろうか?。
ただこの場合、周辺がそのまま映り込むので、周辺が全く異なる場合などは、不自然にならないとも限らないし、大きく印刷する場合などは、特に注意が必要と感じた。
2.2 雨の日の写真を晴れの日にする (霞を取り、空を青くする)
桜とお化粧直しの姫路城を訪れた日は生憎の雨天で、折角の写真も空は暗くぼやけたものであった。
この処理は、①霞の除去、②明暗差(コントラスト)を強く、③全体を明るくする、④空を青くする・・・などと四回の処理をした結果が下の写真である。 空が少し青すぎたかもしれないが、見違えるようなメリハリのある写真になった。
2.3 部分的に明るくする
逆光で撮ると、カメラはその面積の多い方の明るさによって、露出を決めるので、下の写真の場合は明るいと判断したので、外の景色が露出過度になりながらも、暗い部分は暗すぎた写真になっている。
左の障子の白い部分を少なくする手もあったが、障子を映したかったから、こうなったが、せめて暗すぎる所だけでもと補正を試みた。
この場合は、覆い焼きツールを使い、明るくしたい部分(下の写真の右側)をドラッグするだけで、自動的に明るくなる。
その結果が下の写真だ。 当然のことながら、もっと明るくもできるが外の景色がハレーション気味であるが故に、不自然に明るくなるので、このくらいが限度かも?。
2.4 傾きの修正
下の写真は、①左が傾いて撮った写真(原画)、②中央が通常の修正を行った場合、③Photosyopで修正した場合である。 よほど心が何かに心が傾いていたようで、”下手くそ”な写真①を撮ってしまったが、当ブログには修正して②の写真を掲載した。
しかし、この写真を左右に並べてみると、①に対し②は、その視野が大きく削られている。これは傾きを修正するために画面をやや下にある黄色い柵の頭部の並びをを水平にしたために、傾けた分だけ上下左右が切り取られてしまったのである。 副産物ではあるが、おかげで右下の人物の背中は消えた。
今度は、③と①を比較してみると、視野角度はむしろ広まった感があるほどに、原画と変わらないのである。やり方は、基準にしたい位置(黄色柵の頭部)の左端にポインターを置き、そこから基準線の左端までドラックして、離せば自動的に補正される。
右下の人物は上記2.1の方法で消さねばならないが、流石は”すぐれもの、”大枚を叩いたが無駄ではなかったと、未だ試用し始めたばかりなのに、すでにそう思い始めたのであった。
ここら辺りまでは、順調にできたが、これから先はだんだんと険しい道になりそうな気がするが、できるところまでやりたいと思っている。
<< 続く >>