特別な理由はないが、ここ数年あるいはもっと永くやっていなかった苔玉作りなのだが、先日、町の文化祭での作成体験コーナーを見て刺激を受け、珍しく作って見ようの気持ちが湧き、また周辺の要望もあり作り始めた
苔玉は、芯は「けと土」にして、「くん炭(もみ殻or竹)」を少し加えて植物の根を巻き直径40mm位のダンゴ状にする。その上に「水苔」を巻き、さらに0.15~0.2mm位の「テングス」をぐるぐると満遍なく巻いてしっかり締める。(テングスの巻き終わりを苔玉の中に押し込む事を忘れない様注意)
これで出来上がりとしてもよいが、我が家ではその上に「苔」を巻いたのである。 苔を張った上には黒い「木綿糸」を使ったが、細い「テングス」でも構わない。
鉢植えの場合は、高価な「けと土」は使わず、以前「蓮」「睡蓮」用にと買い溜めをしてあった、「荒木田土」を基本にして使って土を作った。
「荒木田土」:1に対し、5mm角のふるいにかけた「腐葉土」:2とし、「赤玉土」と「富士砂」を各:1とし、さらに「くん炭」:1を加えたものをよく攪拌して使った。
今回使った苔は背丈が長い物になった。今回はこれしか無かったからではあるが、この苔をきちんと育てるのは少し難しいので、普通の苔が手に入ったら、巻き替えをしなければと思っている。
下は植木鉢の直径が50mm位の小さい鉢にした、ミニ盆栽”もどき”である。
植えた植物:下記は園芸店で三株で¥280のものを分けて使ったが、他の全ては、庭での一人生えなどのタダの物を使った。
ちょっと解り難いが「ユキノシタ」である。
この植物は夏場に100均で求めた観葉植物である。
黒い実のあるのは、「ツクバネソウ」である。
下の棚、上段は数年前植えた「寄植」を、この度久しぶりに、全鉢とも土を新しくし、配置も変えたものである。土は上記の「荒木田土」入りを使った。
今年は思いに他、「ケヤキ」の紅葉が目を引く!。
寄せ植えは我が妻の作。
苔玉は水を切らさないことが大切であるが、水に浸かっていては苔も枯れるので、水は霧状にして、しっかり確実に全体に掛ける事が必要、下の皿などに溜った水は捨てる。苔には風通しも大切だが、これからは寒くなって、凍結させない注意も必要だ。(撮影日 2012.11.10)