もっきぃの映画館でみよう(もっきぃの映画館で見よう)
年間100本の劇場鑑賞、音声ガイドもやってました。そんな話題をきままに書きます。ネタバレもありますのでご注意を。
 



注:ローカルで個人的な内容です。

12月30日京都。河原町通り東側を、三条からさがってゆくと、道路越しの二階に
なんとこんな看板がでていました。
「閉館のご案内 京都宝塚劇場 京都スカラ座 京極東宝1,2,3は、
平成18年1月29日をもちまして閉館させていただきます。
70年間のご愛顧誠にありがとうございました。」
看板の右側には、さよなら公演なのか「七人の侍」の絵がありました。
70年間ですか。うーん、ご苦労様です。でもさびしいですね。
昨年の5月にすぐ近くの松竹系MOVIX京都がスクリーン数を増やし、
6月にはTOHOシネマズ二条がオープン。夏に行ってみたもののガラガラぶりをみて
東宝系のこれらの映画館は再編されるのかなあと思っていましたが、あっという間に
5スクリーンがなくなるとは。いつの日か日本はシネコンだけになるということは、
日本で一人っ子しかいなくなるのと同様にありえないことと思いますが、既存の映画館が
どんどんつぶれて、シネコンになっていくのはなんだか恐ろしくもあります。

今回特に残念なのは、京都スカラ座。70年というのは東宝直営館として最長、京都宝塚
劇場とあわせての来場者数は5200万人だそうです。改装していたみたいなのでなんとか
生き残ると期待していたのですが甘かったですね。
http://www.toho.co.jp/c_topics/cine_com38.html

何度か書いたかもしれませんが小学生の頃に
チャップリンの何度目かのリバイバルブームで「モダンタイムズ」「街の灯」「独裁者」
「ライムライト」「黄金狂時代」「殺人狂時代」「キッド」「犬の生活」「サーカス」を
父母につれていってもらった見た覚えがあります。スカラ座以外もあったでしょうが。
「バック・トゥ・ザ・フュチャー3」の先行オ-ルナイトを見たのもここでした。

河原町通りという、京都のメイン通りから直接入場できて507席(開館時は1452席)の大スクリーン。
映画館が街の中心にあった時代の象徴的な映画館。このあと、どうなるのか知りませんが、
できることなら 斬新なアイデアでまたまた映画館にしてほしいものです。
ゆかに寝そべって天井を見上げる形で見るボディソニック映画館なんてどうでしょうか?
ヘッドフォンを使って、 吹き替えも字幕も音声ガイドも選択できて、24時間、入れ替えなし。
寝てしまうかな?映画館の人に「お客さん終映ですよ」って起こされるのが、名物になったりして、
それとも自動リクライニングで無理やり立たされるとか?

HPを探していますと、閉館イベントが紹介されていました。1月の28、29日に厳選
16作品500円均一料金。最終作品を見ると、京都宝塚劇場が「七人の侍」
京極東宝が「帰らざる河」、そして京都スカラ座が「街の灯」。もう、なけてきます。

http://www.toho.co.jp/c_topics/cine_com37.html

ついでながら、昨年10月には河原町通りの反対側にある丸善京都河原町店も
閉鎖されてしましました。梶井基次郎の「檸檬」という作品で、主人公が美術書を
重ねた上に檸檬を置いて去ってゆくという伝説の書店です。実際に毎年いつくか
のレモンが置いていかれ、閉店間際には多くのレモンが山積みに置いていかれた
という話です。実は、私の父が、梶井基次郎のファンで、私の名前を「基」と名づけました。

いつの日か「檸檬」が映画化されたら、5点満点で満足度の分だけ座席に檸檬を置いて 席を立ちたいななどと考えています。
ところで、東宝系といえば、京都市内にあとひとつ「東宝公楽」があるのですが、ここはひょっとして継続かな?
ここではずーっと前に「チャンプ」最近は「陰陽師」を見ました。これも良き思い出です。

16年ぶりに京都市内ではありませんが、京都府下にもどってきたと思ったらどんどんと思い出の建物が
閉鎖されるのは残念ではありますが、せっかく京都市内も ときどきこれる距離になったので、
新たなプレイゾーンを開拓していきたいと思うこのごろです。

写真について追記:スカラ座の1階は、昔は駸々堂書店でした、それがいまはブックファースト。
来年早々には、代々百貨店が続いた京都駅前の近鉄プラッツもヨドバシカメラに変わるそうです。
京都の街、こんなに変わっていいのかな。

コメント ( 5 ) | Trackback ( 2 )



« 2005年度下半... 男たちの大和... »
 
コメント
 
 
 
世代交代? (まめどまめ)
2006-01-03 23:00:09
昨年はコメント、TBありがとうございました。

おめでとうございます...とは言いにくい話題かな?

こちら横浜でも、「シネコン」に古くからの映画館が駆逐されつつあります。

シネコンは確かに便利です。サービスもいいかもしれません。でもなんだか映画に対する愛が感じられない気がしてしまうのは「私だけ?」

丸善も残念です。

京都にもヨドバシとは...

こういうことを惜しむのは、年寄の懐古趣味でしょうか?

なんだかどんどん薄っぺらな時代になってゆく気がして仕方ない...
 
 
 
えー、そうなんですか (ふじたま)
2006-01-04 21:38:42
スカラ座も京極東宝も閉館ですか。二条駅のところにもスゴイ映画館ができたとは聞いたものの、昔を知っているだけに寂しいものがあります。

丸善も閉店の前日に行きました。檸檬いっぱい置いてありましたよ。おまけに、梶井基次郎の「檸檬」を買うと、閉店記念スタンプを押すとかで、「檸檬」の文庫本が山積みになってました。完売だったそうです。
 
 
 
Unknown (もっきぃ)
2006-01-08 04:27:03
まめどまめさんへ



横浜もですか、おそらく全国各地でうすっぺらな

よくいえば経済的に効率的な?方向へ進んでいって

いるのでしょう。「シネコン」は、サービスも設備も

いいですが、それだけお金もかかっていると思うので

赤字がつづけば閉鎖。そのとき既にほかの映画館は

つぶれていてその地域では映画館がなくなるという

ところがでてるくのではと思います。



ふじたまさんへ

私はあとから丸善スタンプのことを聞いて、あーっ、

行っとくべきだったと残念がっております。

河原町通りも、ドンキ・ホーテ、ラウンド1ですから

かわりましたよね。





 
 
 
寂しいですね・・・。 (Ageha)
2006-02-26 14:27:19
自分が通っていた専門学校が

京都河原町だったので

あの辺は庭みたいなもんでした。

2月現在もうこれらの映画館が閉館してるのかと

思うと寂しくなります。

TOHO高槻でも京都の閉館イベントのスケジュールは

貼りだしてましたから

名画を見に最後の上映へ足を運んだ人も

いっぱいいたのでしょうね。



ヨドバシまでできるとは。

いくら風景を守るためにビルの高さを制限しても

風情までは残せないのかもしれませんね。
 
 
 
Unknown (toshy_1960)
2012-11-12 23:08:20
丸善の閉館にはショックでした。
学生時代 よく立ち読みに行った物です。
時代の流れでしょうか?木屋町にあった 音楽喫茶 ミューズも亡くなり、親しみのあるところはなくなっていきます。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
 
さようなら「京都宝塚劇場・京都スカラ座・京極東宝」閉館 (京茶屋Blog)
最近、変わりゆく河原町をテーマにすることが多いのですが、 京都宝塚劇場・京都スカラ座・京極東宝が閉館です。 東宝「京都宝塚劇場・京都スカラ座・京極東宝1・2・3閉館について」...
 
 
 
レモンと丸善。 (ペパーミントの魔術師)
読めるけど咄嗟に書けない漢字。 受験生ならまだしも・・ってヤツにコレも入りませんか?「檸檬」。 梶井基次郎の短編小説で、こんなんって現代国語の授業ならともかく もうすっかりライトノベルどっぷりのAgehaには今さら読めねー。 ・・・といいながら借りてきた。図書館.