暑かった今年の夏も大きな台風の襲来と共に去り、いよいよ秋の兆しが感じられるようになってきた。
昨年は北海道の日本一速い秋を堪能してきたが、今年は栃木の秋を感じたくて、最初に那須の秋を選んだ。那須の秋といえば、姥が平の茶臼岳をバックにした紅葉である。
9日 巨大な台風の襲来の前の貴重な晴れ間を利用して行く計画をした。8日に塩原に泊まり、9日早朝に那須へ行くこととした。過去には、沼原(1240)から姥ガ平へ行き、白笹山(1719)から沼原へ戻るというコースを採ったが、今回は逆のコースを採ってみた。
沼原の駐車場に7時30分に到着したが、この時間帯でも駐車場は満車の状態だった。強風が予想され、ロープウェイを利用してという観光客や徒歩で峰の茶屋を越えて姥ガ平へという人たちがこちらに回ったせいらしい。沼原から三斗小屋方面へ向かい姥ガ平の紅葉を探勝しようという人が殆どで、白笹山(1719)から南月山(1776)を越えて牛首を通り姥ガ平へという登山者はいなかった。
白笹山は那須五岳の西の端にあり、端麗な形をした山である。端麗な形だけに沼原からの登山は直登に近く、笹原を縫う急峻であった。また山頂は雑木に覆われ標識があるだけのものだった。
白笹山から南月山までは一旦下り、南月山山頂へと登るもので、稜線を歩くというには、ほど遠く厳しいものだった。しかし南月山からの展望はそれまでの苦労を忘れ去るほどの絶景で、休息をとるのには絶好の場所だった。ここから春先のミネザクラの名所の日の出平(1786)までは、茶臼岳を望みながらの稜線歩きで大変迫力があり、素晴らしかった。ただ残念だったのは強風に煽られながらの歩行となってしまった事である。
日の出平から牛首までは、ガレ場もあるが茶臼岳の迫力が目の前に迫り、楽しいものでもあった。牛首から目指す姥が平(1596)までは15分ほどの下りで、11時30分には到着し早い昼食を摂り、今年の那須の紅葉を楽しんだ。ここから15分ほどで茶臼岳と紅葉の水鏡を楽しめるひょうたん池まで足を伸ばした。
ひょうたん池からは、一路沼原湿原を目指して山道での4㎞を1時間30分ほどを歩いた。沼原湿原は草紅葉には少し早かったが、白笹山を仰ぎながら狭い湿原を散策した。今登った白笹山が圧倒的に聳えていた。
駐車場をあとには、山登りの定番でもある温泉で体を休め、一部東北高速道を通り帰宅した。今回の山歩きで体力には若干の自信がついたような気がする。また、記憶というのは定かではなく、それも、逆コースになると全く解らなくなる。というのも新しい発見でもあった。
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