野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

AMA 第2戦サンディエゴを見ながらこう思った。

2017-01-17 06:24:46 | モータースポーツ
AMAスーパークロス第2戦サンディエゴは順当な結果だった。
第1戦結果から予想した通り、ホンダHRCのKen Roczen選手が抜きんでた実力を示し、
KTMの R.Dungeyと M.Musquin選手、加えてHusqの J.Andersonが続く展開に変わりはなかった。
 
好スタートを切ったKTMの R.DungeyにHRC K.Roczenが挑む形でレースは始まったが、中盤7周目、K.Roczenがトップを奪うと、
R.Dungeyとのマッチレースがしばらく続くも、最後までトップを譲ることもなくHRC K.Roczenが2勝目を挙げた。
5,6位は夫々HRC C.Seely 、カワサキの E.Tomacとなったが、両選手ともこのあたりが順当な順位のように見えた。
E.Tomacは中盤から腕上がりで第1戦と同様にずるずるとタイムを落としたのが印象的で、今年のカワサキの苦戦を予想させる。

この現象は、第1戦の結果を検証した、RACER Xの「QUESTIONS AFTER ANAHEIM」にも書いてある。
そこには、ホンダKen Roczen選手の類まれなる能力を高く評価する一方、最も期待外れの選手としてカワサキのE.Tomac選手を挙げている。
好スタートを切ったにもかかわらず、腕上がりでずるずると抜かれていくE.Tomacに、がっかりと感じた記者も多かったようだ。
 「苦戦のカワサキE.Tomac」

一方、ホンダは K.Roczen選手を獲得したことで、長く遠ざかっていたAMAスーパークロスチャンピオン獲得も夢ではない。
遠い昔、ホンダは”American_Honda”というチーム名でレース参戦していた当時、世界のトップ選手を上位から根こそぎ契約し
圧倒的プレゼンスを誇っていた時期があった。ここまでしてトップライダーを確保しないと勝てないのかと、ホンダのやり方に
不満を覚えたこともあったが、勝ちに拘ると、その戦術、結果の求め方に、これがホンダのやり方だと言う見本だった。それが、
いつの間にか勝てないホンダに落ち込んで長い期間が過ぎ、今年、やっとホンダらしくなってきた。やっと、面白くなってきた。
それでも、ホンダの K.Roczen一人と欧州KTM・Husqvarnaの兄弟会社との戦いに終始しそうで、かっての最強国日本ワークスの影は薄い
                   頑張れ、カワサキ、ヤマハ、スズキ!!

元気のない日本勢に頑張れと応援しながら、9日のCycleNews記事America’s Victory Motorcycles shuts the doors after 18 yearsを思いだした。
米国の二輪製造会社でアメリカで人気にあるクルーザーを主力とする”Victory motorcycles”社が生産中止するという記事だった。
Victory社 は米国の製造会社”Polaris”社の二輪部門で、Harley-Davidson社につぐ全米2位の二輪製造会社。Harley-Davidsonに
真向挑戦してきたが、その18年間の歴史の幕を降ろすとあった。Victory は Harley-Davidsonと同セグメントから180度転換し、
日本製クルーザーと同じ合理的なマシン設計に最新技術の投入と、どちらかと言えば和製クルーザーに挑戦したが、あえなく精算となった。
この記事を読みながら、やや回復基調にあると言われる、二輪の大市場米国での競争市場の厳しさ、何かの暗示を見るような気がした。
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