須磨離宮公園では春のローズフェスティバルが開催されているが、ちょうど神戸まつりの日だったこともあり、込む前の9時少し過ぎに出かけた。
その離宮公園に咲いている、「バラの歴史と文化園コーナー」やバラ園の中門広場付近にある、バラの原生種を集めてみた。
主役のバラが咲く場所からは少し離れた場所にあり、大輪のバラを見た後だと、バラの原生種が事さら新鮮にみえるので、好きなバラでもある。
バラの原生種としてノイバラが有名だが、離宮公園にはノイバラを含む世界のバラの原生種の一部が揃えてあり、離宮公園HPの「系統・分類「原種(Sp)」」
には詳細が記載されている。 また、別の解説書によると、バラは日本の野生バラの代表種でノイバラ、テリハノイバラ、ヤマイバラ、ハマナス等、
10数種ほど自生するとある。世界のバラの基本種のバラは8種で、その中には日本原産のノイバラ、テリハノイバラ、ハマナスの3種が入っており、
バラの新種改良の基本種として活用されてきたともある。
★(バラ原生種の名前下にある「」は離宮公園の説明パネル記載内容)
「ナニワイバラ」
「離宮公園のナニワイバラは100年程前に植えられた生き残りではないかと思っています。
天皇の別荘「武庫離宮」造営時の大正2年に、63株のバラを植栽した記録があります。定植場所は「臣下車馬道石垣上」とあり、
今のナニワイバラの生育地と思われます。離宮公園になってから一度根元から切ったことがあるそうですが、
今も旺盛に生育しているほど非常に強健なバラです。中国南部から台湾原産で、江戸時代に大阪商人によりもたらされたそうです。
春、いち早く咲く一季咲きのバラです」
「ロサ・フォエティダ・ペルシアナ」
「八重咲きの黄バラで、黄バラの現代バラ第一号とされるソレイユ・ドールの交配親になりました。一季咲き」
「ロサ・ケンティフォリア」
「キャペジローズの別名の通り百弁もあるバラとして古くから香料に用いられました」
「ロサ・フォエティダ」
「香りには悪臭があるとされますが、黄バラの基になったアフガニスタン原産の重要なバラです。一季咲き」
「コウシンバラ」
「中国原産で、四季咲きバラの基本種です。
須磨離宮公園は源氏物語ゆかりの月見の名所ですが、源氏物語の中で「さうび」として登場するのがこのバラです。
さうびは薔薇の音読みで、賢木の巻に「春・秋の花の盛りよりも…」とあることから、一季咲きのノイバラではないことがわかります」
「リトル・アーティスト」
「朱赤の深い覆輪になる変化に富んだ花色で、よく茂るミニバラ」
「ロサ・ケンティフォリア・ムスコーサ」
「ダマスク香と呼ばれるバラの代表的な香りがあり、苔状の蕾が特徴」
「ロサ・カニナ」
「ヨーロッパ原産。ローズヒップ(実)がハーブティーやジャムに使われます。
日本では接ぎ木の台木にノイバラをよく用いますが、ヨーロッパではこの種が使われます。一季咲き」
「サニージューン」
「中輪の黄色い5弁花が房咲きする存在感のあるバラです」
「ロサ・アルバ・セミプレナ」
「カニアとダマスケナの交配種でできたとされるバラで、ビーナスの誕生に描かれたと言われる」
「ロサ・エグランテリア」
「葉にりんごの香りがあり、ハーブ・ローズで知られています。一季咲き」
「ノイバラ」
「日本各地に普通に見られる野生バラです。 学名の「たくさんの花」の特徴から、房咲き性のもとになりました。
つぎ木の台木にも用いられます。一季咲き」
「サンショウバラ」
「日本原産で富士箱根地域にのみ生育する貴重なバラです。樹高5m以上にもなるバラで、山椒に似た葉が名前になりました。一季咲き」
「タカネバラ」
「日本原産のノバラで、濃桃色の一重咲き。高山に生え、小葉7~9枚が特長です」
「ロサ・バンクシアエ・ノルマリス」
「中国原産。木香バラの野生種とされ、一重で香りも良いバラです。一季咲き」
「ハリソンズ・イエロー」
「ペルシアナとスピノシシアと交配種で黄色の花の八重咲です」
「ハマナス」
北海道などにも自生するアジアの野生バラで、この種を交配親にしたハイブリッド・ルゴサという現代バラの系統があります。
ジャパニーズ・ローズと呼ばれるとともに、「浜茄子」の名の通り海岸に多く生育しています。
ロサ・カニナ同様、ローズヒップ(実)をジャムなどに利用できます。返り咲き」
★何処にもある「テリハイバラ」もあったが、まだ咲いていなかった。
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その離宮公園に咲いている、「バラの歴史と文化園コーナー」やバラ園の中門広場付近にある、バラの原生種を集めてみた。
主役のバラが咲く場所からは少し離れた場所にあり、大輪のバラを見た後だと、バラの原生種が事さら新鮮にみえるので、好きなバラでもある。
バラの原生種としてノイバラが有名だが、離宮公園にはノイバラを含む世界のバラの原生種の一部が揃えてあり、離宮公園HPの「系統・分類「原種(Sp)」」
には詳細が記載されている。 また、別の解説書によると、バラは日本の野生バラの代表種でノイバラ、テリハノイバラ、ヤマイバラ、ハマナス等、
10数種ほど自生するとある。世界のバラの基本種のバラは8種で、その中には日本原産のノイバラ、テリハノイバラ、ハマナスの3種が入っており、
バラの新種改良の基本種として活用されてきたともある。
★(バラ原生種の名前下にある「」は離宮公園の説明パネル記載内容)
「ナニワイバラ」
「離宮公園のナニワイバラは100年程前に植えられた生き残りではないかと思っています。
天皇の別荘「武庫離宮」造営時の大正2年に、63株のバラを植栽した記録があります。定植場所は「臣下車馬道石垣上」とあり、
今のナニワイバラの生育地と思われます。離宮公園になってから一度根元から切ったことがあるそうですが、
今も旺盛に生育しているほど非常に強健なバラです。中国南部から台湾原産で、江戸時代に大阪商人によりもたらされたそうです。
春、いち早く咲く一季咲きのバラです」
「ロサ・フォエティダ・ペルシアナ」
「八重咲きの黄バラで、黄バラの現代バラ第一号とされるソレイユ・ドールの交配親になりました。一季咲き」
「ロサ・ケンティフォリア」
「キャペジローズの別名の通り百弁もあるバラとして古くから香料に用いられました」
「ロサ・フォエティダ」
「香りには悪臭があるとされますが、黄バラの基になったアフガニスタン原産の重要なバラです。一季咲き」
「コウシンバラ」
「中国原産で、四季咲きバラの基本種です。
須磨離宮公園は源氏物語ゆかりの月見の名所ですが、源氏物語の中で「さうび」として登場するのがこのバラです。
さうびは薔薇の音読みで、賢木の巻に「春・秋の花の盛りよりも…」とあることから、一季咲きのノイバラではないことがわかります」
「リトル・アーティスト」
「朱赤の深い覆輪になる変化に富んだ花色で、よく茂るミニバラ」
「ロサ・ケンティフォリア・ムスコーサ」
「ダマスク香と呼ばれるバラの代表的な香りがあり、苔状の蕾が特徴」
「ロサ・カニナ」
「ヨーロッパ原産。ローズヒップ(実)がハーブティーやジャムに使われます。
日本では接ぎ木の台木にノイバラをよく用いますが、ヨーロッパではこの種が使われます。一季咲き」
「サニージューン」
「中輪の黄色い5弁花が房咲きする存在感のあるバラです」
「ロサ・アルバ・セミプレナ」
「カニアとダマスケナの交配種でできたとされるバラで、ビーナスの誕生に描かれたと言われる」
「ロサ・エグランテリア」
「葉にりんごの香りがあり、ハーブ・ローズで知られています。一季咲き」
「ノイバラ」
「日本各地に普通に見られる野生バラです。 学名の「たくさんの花」の特徴から、房咲き性のもとになりました。
つぎ木の台木にも用いられます。一季咲き」
「サンショウバラ」
「日本原産で富士箱根地域にのみ生育する貴重なバラです。樹高5m以上にもなるバラで、山椒に似た葉が名前になりました。一季咲き」
「タカネバラ」
「日本原産のノバラで、濃桃色の一重咲き。高山に生え、小葉7~9枚が特長です」
「ロサ・バンクシアエ・ノルマリス」
「中国原産。木香バラの野生種とされ、一重で香りも良いバラです。一季咲き」
「ハリソンズ・イエロー」
「ペルシアナとスピノシシアと交配種で黄色の花の八重咲です」
「ハマナス」
北海道などにも自生するアジアの野生バラで、この種を交配親にしたハイブリッド・ルゴサという現代バラの系統があります。
ジャパニーズ・ローズと呼ばれるとともに、「浜茄子」の名の通り海岸に多く生育しています。
ロサ・カニナ同様、ローズヒップ(実)をジャムなどに利用できます。返り咲き」
★何処にもある「テリハイバラ」もあったが、まだ咲いていなかった。
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