内と外

中性よりの人間から見える世界から
「境界線」の性質を探ります

在庫について

2019-07-25 22:49:23 | ビジネス境界線
自分が小さな時は


何か大きな仕組み


日本という国の信頼感が自然に生まれ



全てのものは


全くよくわからないけど


魔法のように精密に正確に


製品や商品が作り出され


届けられ


店頭に並ぶ



こういった信頼感をとても感じていました



10円ラーメン

10円テレビ

くそ高いし手に入らないゲームソフト

安いけど全く手に入らないお菓子




こういう話題はすぐさま広がり

安いことへの嬉しさ
希少価値への羨望心
もあるけれど





それが現実に生まれる
社会全体に対して


「絶対な安心感」
感じていたのです



「絶対的な安心感」

何だかとても面白いと感じますが
とても純粋に
10円ラーメンや10円テレビを
感じていたのです

手に入らないゲームやお菓子の付録も
とても純粋に
感じていたのです






大人になって社会の仕組みがわかってくると
今までの感受性からの受け止め方は
残念ながらできなくなります




何で10円ラーメンをやったのか
何で10円ラーメン屋に
その後客が入らなかったのか
何で10円ラーメン屋が潰れたのか


何で10円テレビを売ったのか
何で10円テレビを売った販売店は
今もがき苦しむのか


何であのゲームはあんな悪どい方法で
売られたのか
何でその後メーカーの印象が悪くなったのか
何でそのメーカーがその後一目置かれる存在に
なったのか


何であんなに付録に火がついたのか
何であんなに店頭になくなってしまったのか
何で同じ現象を狙ったビジネスが
うまくいかないのか




大人は

社会を学び

業界を学び

国を学び

世界を学びます




この学びの中にすっぽりと
10円や希少性のメッセージ受け取った情動は
刈り取られてしまうのです







当たり前だと感じていた
自動的に動いている世界は


いつの時代も
たった今も
どれだけシステムに任せようが



全て人海戦術のような
人間のアナログの仕事によって
出来上がっている


そのアナログ仕事の担保は何か?


これは感情だと思うのです






「当たり前の世界」とは
全く離れている「感情」が
少なくと人間社会においては
最も重要なエネルギー原則であると重います





大人と子供の違いの一つに

その世界観の違いは間違いなくある要素
だと思います





在庫はいつでもあるわけではないのです



社会を作り出す感情が

社会の中で消費される感情を

いつでも支えていることを

大人はいつでも感じている必要があると
思います















個人に意識を向けることも

2019-07-22 22:49:55 | ビジネス境界線
個人に意識が向けられる時代として

現代は間違いなく

特異な時代だといえます



一人の心に焦点をあてる流れは

大きなスピードで進んできました




一人の人間が持つ感情や尊厳を

大事にする流れが優勢で


生物の塊が起こす集団の感情が

やや劣性で



そんな時代も一区切りつきそうな雰囲気が

ふわーと漂ってきました


あくまでも日本の中だけですけど






何かが優勢な時代で育つと

それは自分にとって

正しいことになっています



その反対の事は嫌だと感じます




生物にとって大切なのは

個人と集団のどちらなのか


どちらが大切にされるべきなのか

なんて


本当は答えのないこと




今この時代だから大切にされる

大切にすることで消化される



それはいつでも

そに時代の人間にとって

という制限がつきます




心の世界はとても大きな真実を
持っていることは間違いないですが


同時に個人の心を無視した世界も
大きな真実をもっているとも思います
















小道フェチなんです

2019-07-19 23:51:25 | ビジネス境界線
道というのは勝手にできるものなんです



時間がたつと勝手にできる



その結果
とても私にとっては魅力的な小道が
生まれる





とても時間がかかっているから





その線は「人間の本質」があらわれる







斜めにくねる道は


水の流れとおんなじでしょう




どれだけ抵抗の少ない選択肢を


人間が選択してきたかのあらわれ




獣道と人間の道の差は


この観点からいえば簡単に
見分けがつくはずなのです





人間にとって心地よくなかったら
別の生物の「道」なのです











一方で組織が作る「道」があります


碁盤の目のような
整然とした最短の
モダンな道筋



効率や合理性というのは
組織の感情なのです





同じものから生まれているのに
相反するもののような印象もあります




いやー





みちは面白い







自分と自分以外の線引きについて

2019-07-18 22:42:49 | ビジネス境界線
私の師匠は

自分と自分でないものの判別を
常に行って生きてきたそうです



それを聞いて心から
なるほど
と思えるくらい
師匠は常に

話すこと
行動
考え

が100%師匠そのままに感じられるのでした



そんな人を人は信頼します

安心するのです


その人自体が変化していることも含めて
常に一貫しているから

信頼できます



今話しているのはこの人である

これから先もこの人と話したら
この人と話すことができるんだな

という信頼も感じます






自分と自分でないものを区別するというのは


極論
一人の人間を尊重した考え方だと思います



そう思うなら

この難しい作業は

とても心地いい修行となりますし



明らかに少しづつ


自分との自分でないものの区別が
つくようになってくる





もともと生命である以上


ある一定の区別は自然とできるはずなのです




ただ訳あってそれが難ありの人が

たくさんいる時代でもあります




自分一人を尊重することは

他人一人を尊重することと

全く同じ意味を持ちます




そういう世界観は

生物として生きやすいための必須条件

他人との信頼関係に

最低限あるべきレヴェル

が存在していると思います