内と外

中性よりの人間から見える世界から
「境界線」の性質を探ります

言語化について

2021-02-09 21:07:01 | ビジネス境界線
言語化というのは
向き不向きがある


ここで言っているのは
感情の言語化のこと


tft
タッピングというものがある


科学的な根拠はないが効果抜群!
という心理療法です


私はある本を読み

最初に
効く人と
効かない人がいる

効く人は超ラッキー
ただですから

という
最初の部分をよく覚えています


私は「超効く人」でした
だからラッキーでした


「自分の感情を書きなぐる」
というのでもある程度
効果がでるというか
自然にそれをやっていました


電車のなかで
毎日毎日
仕事のアイデアを書きなぐって
生活していた習慣もあり

感情を「書く」という行為が
自分にあっていました



私は極限状態の時
とんでもない怒りを持っていました

初めて人を殺したい

と当たり前に思う殺意が
私の中にずっとあり
それが随分自分を苦しめていました


私はその時
読んだ本に従い
怒りの発端の現場を
思い出しながら
このタッピングを試みたのでした

このタッピングは
自分の感情を言語化し
体の色々なツボ?をトントンしながら
その感情を何回も口に出していく
そういうものですが

とにかく
「より正確な感情を表せる
言葉を見つける事が出来るか」

そこが90%くらい大事だと
本にも書いてありました



今でも鮮明に覚えていますが
みぞおち辺りの最凶な苦しさが
「私はーーーーーーーーー」
と感情の文章を作って
トントンしただけで

スーっと
引いていった衝撃体験がありました



これは一体何なんだ?
魔法なのか?

その時は本当に不思議で
理由も分からず
藁にもすがる思いで
あらゆる感情を言語化することを
試みて
ひたすらタッピングを繰り返す
という時代になりましたが
あの瞬間ほど効果があったことは
その後はありませんでした


ですが一度でも衝撃体験をした私は
いわゆる
「怪しい心理療法」
という見方は完全になくなり
逆にこれがあるから
大丈夫と思えるほど
お守り的存在にまでなりました



しかし
今この現象をあらためて考えてみると
「当たり前」
という感覚しかありません


私は心の病気を経て
随分と心の領域に詳しくなりました

それからその現象を考えると
とても理由はうまく説明出来ませんが「当たり前」なのです


それだけ「言語化できること」
というのは
人間社会を生きている人間にとっては
パワフルな効果を持っているといえます




何故か?



今ならすらっと持論が言えます


自我が「それ」を認識します
認識したものは自我にとっての
「事実」になります

ただしその自我が認識した事実が
どう社会のなかで処理されるかが
一番の問題なのです


社会とは
他人を含んだ世界だけではありません

自分の中にも社会を持っている人が
ほとんどをしめるでしょう


その社会の中で
一つの自我が認識した事実が
「本当の事実」になるかは
その事実を共有出来るかどうかに
かかっているのです


私はこれが心の領域の問題のすべての
根源だと言ってもいいと思っています



事実を共有するために
最も最強の能力を持っているのが
言葉なのです


「私は○○と感じている」

この私は一体誰でしょうか?

今こう感じていたのに
仕事をし始めるとその私は
いつの間にかいなくなっている

その時は私2なのです

私が私2に対して

「私は○○と感じている」

と言語化することで
私2が私1の自我を認識してくれることに
繋がる


結果私1と私2の葛藤が
手を取り合う方向へ進んだりする



それが「言語化」の効果




ただ始めに書いたとおり
「言語化」が効かない人もいる


色んな自我があるのです
そりゃ
「言葉では伝わらないよ」
と言う自我もいるでしょうね


私はそんな時
ギターを使います


昔から音楽は自分にとって
人に聞かせるためではなく
自分に聞かせるために存在していました


事実を伝える道具は言語以外にも
無数にあるのです


本来カウンセラーは
言語以外にも
その人(自我達)に一番適した
コミュニケーション手段を
用意できることが
理想なのだと思います


自分は一つの組織であることを
常に意識して
存在を
事実を
認めてあげなければ
一つの生命の体と
自我の境界を
仲良くコーディネートすることは
出来ないのでしょう






感情の伝染

2021-02-09 20:26:24 | ビジネス境界線
好きか嫌いかは

ビジネスにとって実は超重要

何で組織開発なんて
堅苦しい言葉を使わなければいけないか
よくわからないほど
誰かの好き嫌いは集団を動かす事を
実はみんな知っている


この人のことが好きだから
この人が意識しているものが
私も好きになる

そんな体験は誰でもしたことが
あるのではないでしょうか


他人軸であるのかそうでないのかは
その人次第

拡張自我(最近覚えた言葉)と
生命の自我のバランスの問題



拡張自我に任せて
新たな拡張自我を作り上げる

この拡張自我は
共通の最大公約数を生み出す事で
一つ主体を生み出す


エンゲージメント(最近覚えた言葉)
とは
本来人間が相互に認識する
この拡張自我の最大公約数を
常に意識して見張って
正しい位置に
正しい境界をひくことではないか

いやそうでなかったか


それをいやというほど
衝撃的に経験してきたのではないか?


感情を捉えなければ
人を
組織を
サポートすることは
絶対に出来ません