内と外

中性よりの人間から見える世界から
「境界線」の性質を探ります

お母さんとお父さんの矛盾

2020-06-12 22:31:22 | ビジネス境界線
職場の仲間と話していたら
組織の役割の中に
「お父さん」
「お母さん」
という概念を持ち込んできて

あっ

となりなした


その仲間は
自分と上司がどちらの役割になるか
という気づきで
話をしているのですが

私はその時

「人間は生まれた瞬間に
父と母という2つの矛盾を抱えて
いるんだ」

という事実に気づき

ずっと「あっ」となった状態で
相手の話をやり過ごしていたのでした




「両親が同じ方向に見える」

と感じて育った人間と

「両親が全く違う方向に見える」

と感じて育った人間


両親の不仲や離婚が
子供に大きな影響を与える
という話は市民権を得ている話ですが

愛着
基本的信頼感

といった既成ワード


それとは全く違う角度から
この問題を覗いた感覚がしました



もともと矛盾した中から
人間は生まれている


そういうことである


どちらかと言えば
両親が同じ方向を向いている

それはそうみえるだけ

全くの別人

片方の目指すものと
片方の目指すものが
偶然一致するタイミングが
ある
ない

それの方がより分かりやすい


その矛盾に気づくこと

その矛盾に苦しむこと


その苦しみは
環境のせいではなく

どんな人でも実は
矛盾して生まれている

それに気づきやすかったかどうかだ



その矛盾した自分の
その事実を

実は
自分の中で統合できること



とても

まだまだ市民権を得ていないのは
何だか不思議なことです




とてもストレスがかかることですが
統合できるのです