Mochy's Backgammon Today

プロプレイヤー望月の日々バックギャモン

電気通信大学にて講演を行います

2018年06月03日 | 告知
こんにちは。

下記の通り、電気通信大学にて講演を行います。
外部の方でも参加できるものらしいので、ぜひいらしてください。
バックギャモンってなんだ?てところから、AIの利用法、AIがバックギャモンにもたらした功罪、
についてお話します。

下記の概要は電気通信大学情報数理⼯学セミナーに公開されているものですが、学内アクセスに
限っているらしいので、許可を得てここに転載します。

電気通信大学情報数理⼯学セミナー
情報数理⼯学セミナーは、2012年まで開催されていた電気通信⼤学計算科学セミナーを発展的に継
承する講演会です。テーマを情報数理⼯学の諸分野にわたって選び、毎回1名の講師の⽅にお話しし
ていただきます。

2018年度
第32回セミナー
⽇時: 2018年6⽉15⽇(⾦) 16時30分〜18時00分
会場: 電気通信⼤学 ⻄4号館1階101セミナー室
講師︓望⽉正⾏⽒
タイトル︓バックギャモンにおいて⼈⼯知能が果たす役割
概要︓バックギャモンは約5000年前に誕⽣し、現在でも世界で3億⼈がプレイするボードゲームであ
る。⽇本でもかつて双六といえばバックギャモン(盤双六)のことであった。そのシンプルな⾒かけ
とは裏腹に戦略は奥が深い。ダイス(賽⼦)を使うので、運の要素がゲームプレイに強く影響を与え
る。そのため、弱いプレイヤーにも勝つチャンスがある⼀⽅で、強くなるためには確率や統計の知識
が必要となる。
バックギャモンをはじめとするボードゲームは、明確な結果を伴うゲームプレイをもたらし、⼈⼯知
能(AI)と機械学習の黎明期から実践材料として利⽤され、ニューラルネットワークの発展に⼤きく
寄与してきた。昨今、将棋や囲碁AIの発展が社会に激震を与えているが、バックギャモンAIの実⼒は
1990年代には既に⼈間を超えていた。そのため、現在、バックギャモンの世界には⼈間対AIという
構図はなく、⼈間の活動を豊かなものにするためにAIを利⽤するという構図がいち早く確⽴した。
本講演では、トッププロとして20年間戦ってきた私の経験に基づき、AIがバックギャモンの世界に与
えた影響を振り返りながら、AI の良い側⾯と悪い側⾯を紹介する。

講師略歴︓
Backgammon Master Awarding Body (BMAB) の Grandmaster、⽇本バックギャモン協会理事、
HEROZ 株式会社のグローバルアンバサダー。1979年⽣まれ。2009年の世界選⼿権優勝を⽪切りに、
世界各地の⼤会で活躍。2013年から現在まで世界ランキング(Backgammon Giants) 1位を保持。
コメント (1)
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