(タイトルにある通り、近々受験を控えている方は、読まないほうが良いです)
そろそろインフルエンザが流行りだす頃ですね。
この季節に満員電車で通学というのは今年が初めてなので、インフルエンザがうつらないかな、という不安が出てきました。
風邪がうつるならマシな方ですが、インフルエンザにかかるというのは恐ろしい。
40度の熱なんて出していられません。
しかし今、インフルエンザに一番の恐怖を抱いているのは、中学・高校受験者でしょう。
わたしは去年に高校受験を体験したばかりですが、その時はインフルエンザなんて全く意識していませんでした。
どうせかからないだろう、と。
こういう書き方をすると、この後インフルエンザにかかったように思われてしまうかもしれませんが、わたしは未だに、一度たりともインフルエンザにかかったことはありません。
しかしこの年、一緒に第一志望の高校を受験した友達が、高校入試前日になってインフルエンザに感染してしまいました。
試験会場には2人別々に行ったので、この事を知ったのは、入試を受けた3日後の事でした。
試験は筆記(3教科)と面接。
どちらもインフルエンザ状態でやるのは好ましくありません。
(ここから先は、笑い話と思ってお読み下さい)
わたしは数学が惨敗に終わりました。
国語に至っては試験のラストスパートで、問題を読まないまま解答用紙に記入していました。
圧倒的に時間が足りなかったのです。
面接には「面接カード」という自分の履歴を書いたものをあらかじめ家で書いて持っていく事になっているのですが、わたしはこれを家に忘れてしまい(書くのも忘れていました)、監督官からボールペンを借りて書き直すことになりました。
非常に慌ててしまったため、所々に誤字をしてしまい、最悪の面接カードができあがりました。
そしていざ面接!
この高校は、グループ受験(4~5人の受験生が、同時に面接を受ける形式)を採用していました。
わたしの受験番号が一番若かったため、様々な質問には、わたしが最初に答える事になりました。
非常に危ういポジションです。
最初に、自分の受験番号を大声で言います。
しかしわたしは自分の受験番号を忘れてしまい、5秒程黙ってしまいました。
面接官から「受験カード、見てもいいよ」と言われたところでとうとう思い出し、半笑いしながら自分の番号を言いました。
その後も奇抜な回答ばかりをしてしまい、面接を受けながら、「もう帰りたい」と心の中で叫んでいました。
面接が終わると、わたしは足早に面接室を出ます。
その直後に気付いたのですが、わたしは学ランのホック(首の留め金)を開けっ放しにしていました。
これは面接において、最悪のタブーです。
わたしは自分の落第を確信しました。
話が長くなりましたが、ここで先程の友人の話を。
彼は試験日当日、インフルエンザだったと言いましたが、彼は何とその高校に受かりました。
インフルエンザの体で筆記・面接ともに通るとは。恐ろしや。
その学校は、偏差値約70の難しい高校でした。
わたしは以前もブログに書いたとおり、他人との優劣は気になりません。
合格者発表の際、自分の番号が無い事には落ち込みましたが、彼の受験番号を見つけたとき、心から嬉しい気持ちが溢れました。
本当におめでとう!と、皮肉も何も無しに、彼を祝福しました。
……インフルエンザだろうが、落ちる人は落ちる、受かる人は受かる、
そんな悲しい悟りを開いた、2005年・冬の、わたしの受験戦争でした。
(今のわたしは、滑り止めの学校に合格・入学しています)
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そろそろインフルエンザが流行りだす頃ですね。
この季節に満員電車で通学というのは今年が初めてなので、インフルエンザがうつらないかな、という不安が出てきました。
風邪がうつるならマシな方ですが、インフルエンザにかかるというのは恐ろしい。
40度の熱なんて出していられません。
しかし今、インフルエンザに一番の恐怖を抱いているのは、中学・高校受験者でしょう。
わたしは去年に高校受験を体験したばかりですが、その時はインフルエンザなんて全く意識していませんでした。
どうせかからないだろう、と。
こういう書き方をすると、この後インフルエンザにかかったように思われてしまうかもしれませんが、わたしは未だに、一度たりともインフルエンザにかかったことはありません。
しかしこの年、一緒に第一志望の高校を受験した友達が、高校入試前日になってインフルエンザに感染してしまいました。
試験会場には2人別々に行ったので、この事を知ったのは、入試を受けた3日後の事でした。
試験は筆記(3教科)と面接。
どちらもインフルエンザ状態でやるのは好ましくありません。
(ここから先は、笑い話と思ってお読み下さい)
わたしは数学が惨敗に終わりました。
国語に至っては試験のラストスパートで、問題を読まないまま解答用紙に記入していました。
圧倒的に時間が足りなかったのです。
面接には「面接カード」という自分の履歴を書いたものをあらかじめ家で書いて持っていく事になっているのですが、わたしはこれを家に忘れてしまい(書くのも忘れていました)、監督官からボールペンを借りて書き直すことになりました。
非常に慌ててしまったため、所々に誤字をしてしまい、最悪の面接カードができあがりました。
そしていざ面接!
この高校は、グループ受験(4~5人の受験生が、同時に面接を受ける形式)を採用していました。
わたしの受験番号が一番若かったため、様々な質問には、わたしが最初に答える事になりました。
非常に危ういポジションです。
最初に、自分の受験番号を大声で言います。
しかしわたしは自分の受験番号を忘れてしまい、5秒程黙ってしまいました。
面接官から「受験カード、見てもいいよ」と言われたところでとうとう思い出し、半笑いしながら自分の番号を言いました。
その後も奇抜な回答ばかりをしてしまい、面接を受けながら、「もう帰りたい」と心の中で叫んでいました。
面接が終わると、わたしは足早に面接室を出ます。
その直後に気付いたのですが、わたしは学ランのホック(首の留め金)を開けっ放しにしていました。
これは面接において、最悪のタブーです。
わたしは自分の落第を確信しました。
話が長くなりましたが、ここで先程の友人の話を。
彼は試験日当日、インフルエンザだったと言いましたが、彼は何とその高校に受かりました。
インフルエンザの体で筆記・面接ともに通るとは。恐ろしや。
その学校は、偏差値約70の難しい高校でした。
わたしは以前もブログに書いたとおり、他人との優劣は気になりません。
合格者発表の際、自分の番号が無い事には落ち込みましたが、彼の受験番号を見つけたとき、心から嬉しい気持ちが溢れました。
本当におめでとう!と、皮肉も何も無しに、彼を祝福しました。
……インフルエンザだろうが、落ちる人は落ちる、受かる人は受かる、
そんな悲しい悟りを開いた、2005年・冬の、わたしの受験戦争でした。
(今のわたしは、滑り止めの学校に合格・入学しています)
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