MOBU'S MUSIC MAZE

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リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ブルックナー8番

2024-08-16 13:59:38 | 音楽夜話(クラシック)
8/16


03-19:56 11.03-12.56 ORF
18:03-20:00 11.03-13.00 BR-KLASSIK


 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調


リッカルド・ムーティ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
2024年8月15日 ザルツブルク、祝祭大劇場から生中継




ゆったりどっしりした構えの始まり。巨匠の音楽という風情。
ウィーン・フィルのバランスは完璧に近いのではないかと思う。
ある種いうことないというような。こういう流れのブルックナーも
久々聴く感じ。最近あまりないような作り。


彼は2番はウィーン・フィルで、4・6番はベルリン・フィル、9番はシカゴ響と
アルバム化しており、楽団がばらけており、全集にするには難しい取り合わせ。
8番はまだない。そんな中でのライブ。思ったより旋律を歌わせ、
引き付ける。ゆったりしていても飽きることはない。
ムーティーは深化している感じがした。これはもう非日常の状況で聴かないと
もったいない感じの演奏になっている。人払いをして、こもるくらいでないと
コンサート・ホールで実演を聴くくらいの感じにしないと追い付かない。
宅急便は今日は来ない。来客もない。電話もならない。そんな非日常が
久々やってきた。テンション上がる↑。天井の音楽、神というものが
あるとしたら対話しているような。ブルックナーが言いたかったことは
ここなのかもしれないということをムーティーは表現しているのでは
ないかとも感じた。終楽章も重量感のある出だし。決して吠えない。
聞き入っていた。そしてそれは突然起こった。生放送だから、放送時間
終了してしまった。「えっ!!」プツンと音楽がやんだ・・・・。
終了・・・・。ムーティーの演奏が荘厳過ぎたため、放送時間に入らず
尻切れトンボになってしまった。残念、いつか再放送を願うしかない。
良かっただけになお残念。久々味わった。




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