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NHK交響楽団演奏会(9月)指揮・山田和樹

2020-09-13 11:58:31 | 音楽夜話(クラシック)
NHK交響楽団演奏会(9月)指揮・山田和樹
 
18:00-20:15 NHK-FM


武満徹:弦楽のためのレクイエム
モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201
ブラームス:セレナード第2番 イ長調 op.16
山田和樹指揮 NHK交響楽団
2020年9月12日 渋谷、NHKホールから生中継


「そしてFM生放送や明日のテレビ放送を通じて、
「音楽を楽しむことに命を燃やす」べく、
リハーサルを重ねてきた両者の演奏を
ご堪能いただけると幸いです!」ツイッターより。


武満 徹の「弦楽のためのレクイエム」。
小澤さんか誰かのレコードで聴いたことがあった。
有名な作品なのだろうけれど、1957年くらいの作品で、
ある意味スタンダード化している。


随分久々に聴いた。どんな曲かも忘れているので、
新曲を聴くような感じで聴いた。
深い響きのN響の弦は、凄くコクのある音を発していた。


2曲目はモーツァルトの29番。これもずいぶん聴いてないけど、
旋律は聴けば「あぁ、あの曲か」と思い出せる。
軽く明るい旋律が続き、気が付くと終わっている。
こういう演奏はもっと聴いていたいと思っているうちに
終わるので、個人的には、いい演奏なのかもしれない。
1曲目との緩急の対比が素晴らしい。


3曲目。ブラームスのセレナード第2番。
弦はビオラから使われてるという。Vnはお休みのパート。
Vnの方は2曲やったら本日仕舞いなのだろうか。美味しいかも。


イ長調でモーツァルトと同じ調性。明るくちょっと重めに
しかしながら、しっかり音楽は進んでいく。


ある種のうっとうしさはなく、大学祝典序曲みたいな
音楽が続いているというのは大げさだけれど、深刻でなく、
ある意味ブラームスの快の部分をとらえたような作品。


室内楽のような透明な感じもあり、音の通りがよかった。
山田さんの指揮の采配も「音楽を楽しむことに命を燃やす」
べく働いていたようだ。これはメンバーも聴衆も含めての
話だろうと思う。その意味では成功だったのかもしれない。


この曲は、N響は長いコンサート歴の中で2回目の
実演なのだそうだ。


現在は定期公演でなく、代演のものなので、〇〇月公演と
なっていて第何回とはなっていない。


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