しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

福山の防空体制

2015年09月07日 | 昭和20年(終戦まで)
福山の空襲時には、いちおう反撃の砲を発射しているようだ。
門数が明確でないのも、頼りなかった事を示している。
能登原の阿伏兎山中には高射砲台座跡が残っているが、他にも遺構があるのだろうか?
偽装砲については書籍本の記事として、初めて見た。



「福山空襲と戦時下のくらし」福山市人権平和資料館より転用。

福山守備隊のB-29に対する対空砲火について、米軍の攻撃機は3機が「貧弱で不正確であったが激しかった」、20機が「中規模程度の対空砲火があった」と報告している。B-29の飛行高度は4.000m、しかも福山上空を約1分で通過する攻撃機に有効な反撃はできなかった。

福山地域に配置されていた対空兵器
鞆・海後山 1門  高射砲
鞆・仙酔島 3門  高射機関砲
一文字堤防 1~2門 高射砲
草戸・廃川地 3門 高射砲・高射機関砲
芦田川・国鉄鉄橋 1~2門 高射砲
芦田川・堤防 1~3門 高射機関砲
旧福山練兵場 3~4門 高射機関砲
横島大浜 3~5 高射機関砲
福山海軍航空隊 3~6門 高射機関砲
草戸(偽装砲) 6~8門 高射砲
コメント
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