藻blog.

水曜どうでしょうとお買い物の依存症。

『そうだ!海だ!海藻だ!』っていう企画展に行った。

2010年09月15日 | Weblog
ミュージアムパーク茨城自然博物館
『そうだ!海だ!海藻だ!』という企画展を9月20日まで行っているということなので
下田から帰って来た次の日に行ってきましたよ。



っていうか、茨城自然博物館ってどこにあるか知らないのでカーナビで検索。
うっ、片道3時間かかるのかよ・・・遠すぎる。やめよかな・・
でも、茨城の海藻のデータを得るチャンスなんてなかなか無いし・・・仕方ない行くか・・・

到着した茨城自然博物館は自分が知ってる博物館とは全くの別のものでした。



大きいし綺麗だし派手で立派。
学術資料を収集・保管し、それらを研究したり展示することという基本スタイルはあるものの
アミューズメントパークのような運営で来場者を楽しませるという所に重点が置かれている感じ。
博物館として見た時に様々な異論や反論はあるかもしれないけど
僕はこの運営方針は今後博物館が進むべき一つの方向性として正しい選択だと思ったね。



実際、国立科学博物館でも見るだけでなく触れて考えて体験出来る展示になってきているし
色々な物が常に動いていたり、順路の途中にディスプレイを設置してクイズさせてみたりと
興味がある人だけに観てもらうのではなく
観た人全てに興味を持ってもらうための展示へと性質が変わってきているからね。

動いて吠える巨大な恐竜や、装飾された展示通路
小さな展示物は実物を見せるのではなく拡大模型を展示して分かりやすくインパクトあるし
細かい配置や照明にまで演出が施されていて
博物館の展示物というよりアート作品が並んでいるようでした。
実際、家族連れも多くて展示コーナーを楽しそうに巡る子供達も多かったですね。
正直、行くまでは『茨城』というだけでナメてました。ごめんなさい。


(ただ、展示方式の性質上、ほかの博物館の展示よりレプリカや模型率が高くなってしまって
 本物を観たい博物館好きとしてはちょっと寂しいかな、とか年寄りくさい事を書いてみたり。)


通常展示を見たあとは今回の目玉『そうだ!海だ!海藻だ!』の企画展エリアです。


企画展入り口から千葉の時の海藻展示と違いすぎてアセる。  (;^◇^)ノ カネカカッテマスナァ

茨城県の海藻研究家として有名な中庭先生の押し葉標本がズラッと並べられていたり
円柱水槽でクビレヅタがグルングルン舞っていたりと最初から演出で見せまくりです。



色素の説明にしても図と説明文だけじゃなく
実際にカラーアクリルボードを重ね合わせて体験させてみたり
様々な場所でいくつもの水槽を設置して実物の海藻を展示していたり
寒天や海苔といった海藻の加工物を実物を展示するだけではなく
それらを作るための道具までも一緒に展示してあったりして
企画展の入り口から出口まで海藻だけの展示に固執せず
海藻以外の様々な物を所狭しと並べることで
海藻に興味の薄い人でも最後まで飽きさせず見せる工夫にあふれていました。



今回は展示されていた海藻の内容もすごかったけど見せ方の上手さに感心した。
こんなマニアックな海藻っていうジャンルをここまで演出できるとは見事すぎる。
『見せる・伝える』という事のイイ勉強をさせてもらいました。



そしてダメ押しで博物館の展示エリアの出口は売店の目の前に設計されており
お土産を買う人が次々と売店に立ち寄っていきます。
売られている物も博物館的な地味で堅苦しいものだけでなく
オリジナルクッキーやおもちゃ・ストラップ・文具等々
思わず手にとって買って帰りたく物が用意されていて
アミューズメント施設として茨城博物館には死角ナシの布陣でした。



そして自分も企画展のパンフレットのほかに
思わず海藻クリアファイルも買っちゃいましたし
あと、海藻ばかりだとあまりにも寂しい人みたいなので
国立科学博物館でも売っていたNASAの宇宙食も購入してきちゃいました。




いやぁ、とにかく今回は茨城自然博物館の持つパワーに圧倒されまくってきました。
今までの一般的な博物館とは全く違うものになろうとしているのがスゴク良くわかります。
また別の企画展の時にもぜひ行っていろいろ勉強してきたい思いましたよ。

-----
ちょっと懐かしいFLASHを思い出したので追加



著作権の事じゃなくてそれ以外で大事なことをストレートに言ってます。
この記事についてブログを書く
« 河津七滝と天城越え | トップ | バイオハザード4を観てきた... »

Weblog」カテゴリの最新記事