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水曜どうでしょうとお買い物の依存症。

九州~四国の旅(前編)

2013年04月14日 | 旅行
仕事の調査も兼ねて九州~四国の旅を1週間ほど旅してきました。
ついこの間九州発上陸したばかりでしたが
こんな短期間でまた九州に行く事になって自分自身でビックリしましたよ。

でもまぁ、いろいろ新しい場所を見て新しい刺激を受けるは楽しいですよね。
そんな九州の旅、今回の旅は宮崎県からスタートしました。


飛行機に乗って羽田から2時間ほどで宮崎空港到着です。

で、早速ですがこの宮崎空港前は水曜どうでしょうファンならご存知の
『宮崎リゾート満喫の旅』のロケがあった場所になります。



この企画はどうでしょう班がシーガイアから招待を受けて行ったものの
終始ボロクソに言いたい放題で、何をやっても面倒臭いオーラ出しまくりの
なかなかダークな企画でしたよね。
個人的にはこの企画は見ていても痛々しいだけであまり好きでは無い事もあって
この企画の主ロケ地だったシーガイアに行ってみようとも思わなかったので
撮影だけしたら、さっさとレンタカーを借りて仕事と観光に出かけました。

まずは、宮崎といえば昭和40年代の新婚旅行の人気スポットである
『鬼の洗濯岩』が宮崎空港からすぐの場所にあるので向かいました。


宮崎県青島と鬼の洗濯岩

Google mapで見るとよく分かるけど、島の周囲を細かい斜線状の岩に囲まれており
見たことも無いとても不思議な地形になっているのが衛星写真からも見る事が出来ます。
波で岩が浸食されて縞状になった波食台というそうで国の天然記念物にもしていされているそうです。
しかし、これを『"鬼の"洗濯岩』って名付けた昔の人のネーミングセンスが素敵だなぁ。

で、この「青島」と「鬼の洗濯岩」は
宮崎県好きの水曜どうでしょうはもちろんロケに来ていまして
「青島」は『日本全国 絵はがきの旅2』で名所として紹介されていて
「鬼の洗濯岩」は『原付西日本制覇』で旅の途中の小ネタで出てきています。
特に鬼の洗濯岩の方は後に公式フィギュア化された程の名場面になっています。

ということで、まずは絵はがきの旅2で出てきた2013年現在の「日南海岸 青島」です。
ご覧くださいませ。


『絵はがきの旅 日南海岸 青島』2013年版


水曜どうでしょう版

この場所は青島に渡る橋を渡って島に着いたら左の遊歩道を進んだ直ぐ先にありました。
画面左下の石を目印に探すと意外とあっけなく見つかります。
ヤシの葉を上半身裸で運ぶ大泉さんの荒々しさが良いよねー。


青島につづいては「原付西日本制覇」の名場面『鬼の洗濯岩』の場所に向かいます。

鬼の洗濯岩と言えば普通は青島周辺の縞状に侵食された岩の事を指しますが
映像からも分かるように明らかに観光名所の鬼の洗濯岩じゃないですし
ミスターも映像の中で言っているように鬼の洗濯岩よりもかなり南下した場所にあります。


鬼の洗濯岩 2013年版

鬼の洗濯岩に到着した時間が干潮の時間だったため
大泉さんが洗濯をした時の映像と違いすぎたのが非常に残念です。
でも、どうでしょう好きならばここが大泉さんが洗濯した岩だと分かりますよね。
実際の場所は観光名所の鬼の洗濯岩とは全く関係無いただの岩場だけれども
どうでしょう好きにとっては「ここを鬼の洗濯岩とする」って事です。
(追記:2014年に撮影のリベンジしてきましたよ♪



この洗濯岩のシーンは原付西日本制覇の中で僕的に一番好きなシーンで
どうしても来てみたかった場所だったのでとても嬉しいです。
小躍りしながら「汚れ物はねぇかあ」とか叫ぶなまはげさんや
波待ちしてたナマハゲさんが来た波でショコショコ洗う姿とか
最後の顔がかしがっちゃったまま棒立ちで会話する鬼とかが
バカバカしいけど面白くてカワイイんだよねー

んで、その鬼の洗濯岩の名場面をフィギュアにしたものが以下の写真。


岩の割れ目とか結構忠実に作ってありますね。
ちなみに、このとき鬼が履いていたパンツは藤やんのもので
ヨーロッパ21カ国完全制覇の第7夜で大泉さんが車内レポートした時にも出てきますね。


さてさて、さらに今回はもう一箇所、水曜どうでしょうのロケ地に行っちゃいました。
向かったのは『絵はがきの旅2』で青島の次に紹介された「日南海岸 丘陵に立つモアイ」です。
モアイは普通に有名な観光地「サンメッセ日南」にあるので簡単に行くことが出来ます。

駐車場に車を停めて20秒もかからないところがどうでしょう班のロケ地です。
うれしーが「あっけないねえ」と言うのも納得の近さです。


サンメッセ日南のモアイを見下ろす坂のロケ地 2013年版


「あ、あった!ありました。アレ!アレですよアレ!! あっ!」

大泉さんが「僕は今 地味に危なかったよ。」「なんらかのケガを」と訴えてるけど
この斜面はマジで急斜面でビックリしましたよ。
番組の為とはいえ藤やんの乱暴なディレクションでこの坂を転がれる大泉さんスゲェわー

そして、こちらが本題の「日南海岸 丘陵に立つモアイ」の絵はがきの絵になります。


モアイ像 2013年版



ほぼ変わらない風景ですがよくよく見ると大泉さん達が来た当時より
木が生長していたりして10年の月日の経過が見て取れますね。

あと、さすがに大泉さん達が来た頃には無かったであろう
東国原元宮崎県知事モアイ像がお土産物屋の前にあったのでおまけに撮影。


東国原知事モアイ

無事に水曜どうでしょうのロケ地も巡れたので他を見ることなくサンメッセ日南から脱出。

ロケ地巡りの間にもメインの仕事をやっていたりするので
スケジュール的にかなり厳しかったですね。

とりあえずこの日は日南市の飫肥(おび)地区まで調査したところで仕事終了。
飫肥には前々から食べたかった飫肥名物の「おび天」と「厚焼卵」があるので
それをお土産に買って宮崎市のビジネスホテルに戻りました。


飫肥天

九州では天ぷらを注文すると薩摩揚げみたいなのが出てきますがそのパターンのやつです。
少し甘い味がついていて、すり身のふわふわだけど適度な弾力がとてもいい感じです。
これはあまり期待していなかったのですが結構美味しかったですよ。


飫肥の厚焼き卵

こちらの厚焼き卵が今回の本命です。
ブログで自分が卵好きっていう話は何回も出しているけど
この飫肥の厚焼き卵も前々から食べたかった料理の一つだったんです。
はんぺんとプリンの中間のような、しっとりもっちりとした甘い厚焼き卵です。
たっぷりの卵を四角い専用の容器に流し入れて
ゆっくり1時間近く時間をかけて炭火の熱で固めてつくるそうです。
ご飯のおかずと考えると甘すぎて合いませんが
単品でデザート的に味わうものと分かれば大変おいしゅうございます。
今まで巻いていない厚焼き卵は邪道と思っていたけど
この厚焼き卵を食べて考え方を改めさせてもらいました。

お腹もいっぱいになり話のネタ的にも盛りだくさんだった初日はここで終了です。

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宮崎2日目は前日にやり残した調査をしながら宮崎県北部の延岡市まで移動です。

ですが、この日は朝からの雨で調査がほとんど進まず
スケジュールでは当初行く予定だった
「綾の照葉大吊橋」や「高千穂関係」などの水曜どうでしょうロケ地には
全然行く余裕も無くなってしまいどうでしょう藩士としては痛い限りでした。

ただ、そんな状況でしたがせめて食事くらいは楽しもうと
宮崎名物のチキン南蛮を攻めることにしました。
宮崎のチキン南蛮として有名な「味のおぐらチェーン」の
「レストランつの」ってところでちょっと遅めの昼食にしました。



おぐらはタルタルソースを乗せたチキン南蛮発祥の店ってことで
是非ともその味を食べたかったんです。

出てきたチキン南蛮はボリューム感もありとても美味しかったのですが
前情報で聞いていた程のタルタル地獄って感じではないなぁ。
おぐらチェーンって書いてあったけど本流ではないのかな?
看板におぐらって文字が書いてあったから問題ないと思うけど
公式HPとか検索しても出てこないし、よく分からないなぁ。
でもまぁそれなりに美味しかったので一つ制覇したということで。

その後も各地で調査をしながら北上を続けて無事に延岡へ到着。



レンタカーを返却し、宿泊予定のビジネスホテルにチェックインしたところで
さっそくこの日2回目のチキン南蛮を食べに出かけました。
もちろん延岡でチキン南蛮といえば『直ちゃん』しかありません。



チキン南蛮にタルタルソースをかけた元祖のお店はおぐらですが
この直ちゃんはチキン南蛮の自体の元祖のお店になります。

「観光客でいつも行列が出来てて地元の人は行けない」と
レンタカー屋のお姉さんに話は聞いていたので
まだお腹は空いていなかったのですが
行列に待つのが嫌だったので開店直後の夕方5時にお店に突撃しました。
地元の方の集まりみたいなのがすでに奥の座敷で行われていましたが
カウンター席はまだ誰もおらず無事に座ることができました。

もう注文するものは宮崎県に来る前から決まっていたのですが
一応メニューを見て迷う振りをしてからおもむろにチキン南蛮定食を注文。



目の前でおやじさんが揚げるのを見ながら待つ事約10分。
ネットで見た通りのタルタルソース無しのチキン南蛮が出てきました。

コレ!コレを食べたくてわざわざ今日の宿泊場所を延岡にしたんですよ!
これが元祖チキン南蛮かぁ~見てるだけで幸せな気持ちになっちゃいますよ。

待ち焦がれていた元祖のチキン南蛮は
衣はサクッとした食感はありながら油っぽさや重ったるさは皆無。
甘酢ダレも甘くてベトベトしてる中華の甘酢と違って
酢のさわやかさにほんのりと甘さが乗っている感じで鼻に抜ける香りが心地いい。
チキンは柔らかめの肉で噛むほどにジューシーな旨味が噴出してくる。
このチキン南蛮、一見シンプルではあるけど
これ以外にはないと思えるくらいの絶妙なバランスです。
僕自身、美味しいを通り越して「ありがたい」と思ってしまいました。

今回、1日に2種類のチキン南蛮を食べる事が出来たけど
圧倒的に直ちゃんのチキン南蛮の方が美味いです。
タルタルソースなんて味を誤魔化しているだけにしか思えないです。
別にチキン南蛮じゃなくても白身魚や牡蠣のフライでも
タルタルソースかけたらそれなりに美味いんだから
おぐらはチキン南蛮ではなくタルタルソース食わせてるだけじゃないかと
直ちゃん至上主義派になりました。

ただ、このチキン南蛮の頂点の味を知ってしまったが故に
地元でチキン南蛮を頼んでもこの味が出てこない悲しみを背負う事にもなりました。

またいつか直ちゃんのチキン南蛮を食べに来れる事を願いながら
宮崎県2日目は終了しました。

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まだまだ旅行は続きます。
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