My Happy Days♪

日々の出来事等を綴っていきます(^^♪

読書の夏 (*^^)v

2009-07-15 | 
図書館で予約していた本です。
たまたま…ですが、どちらも濃~い内容っぽい



「学問」 山田詠美

「私ねえ、欲望に忠実なの。愛弟子と言ってもいいね」。四人の少年少女の、生と性の輝き。そしていつもそこにある、かすかな死の影。
東京から引っ越してきた仁美、リーダー格で人気者の心太、食いしん坊な無量、眠るのが生き甲斐の千穂。4人は、友情とも恋愛ともつかない、特別な絆で結ばれていた。一歩一歩、大人の世界に近づいていく彼らの毎日を彩る、生と性の輝き。そしてやがて訪れる、それぞれの人生の終り。高度成長期の海辺の街を舞台に、4人が過ごしたかけがえのない時間を、この上なく官能的な言葉で紡ぎ出す、渾身の傑作長篇。



「IN」 桐野夏生

小説は悪魔ですか。それとも、作家が悪魔ですか?
かつて小説家の緑川未来男は、
愛人の存在に嫉妬した妻の狂乱を
『無垢人』という小説で赤裸々に書いた。
そして今、小説家の鈴木タマキは、
己自身の恋愛の狂乱と抹殺を
『淫』という小説に書こうとしていた。
『無垢人』と『淫』を繋ぐ、「○子」とは誰か?
やがて「○子」は、書く人と書かれた人と書かれなかった人々の蠢く
小説の此岸の涯へ、タマキを誘っていく。

どちらも強烈な個性派の作家さんで、内容は強烈だけど文章が綺麗で好きです
熱帯夜を濃~い小説達と過ごしたいと思います